2004/04/30(fri)

 昨日のヤンキース戦の余韻をNY1のスポーツニュースで味わって、起きたのが朝7時30分。まずは、“UnionSquare”のグリーンマーケットに行く。

 グリーンマーケットは野菜や果物、あるいは卵、植物等の生産者が持ち寄る青空市場である。開催は、毎週月、水、金、土の朝8時から。雨天でもやっている。そこで、購入したのがブルーベリーマフィン、とリンゴ、そしてアップルサイダー(サイダーと言っても炭酸のサイダーのことではなく、生絞りのアップルジュースのこと)である。
 あと、地下鉄の駅のすぐ横に果物のベンダーが出ていたので、イチゴを1パック購入。女性客にはやさしかったのに、オレには冷たかったのがいかん。

 ブルーベリーマフィンは濃厚だし、リンゴも非常に新鮮な味(Fujiとこの青リンゴを買ったのだが、Fujiのほうがオススメだ)。あと、アップルサイダーは税関とかで引っかからずに日本に持ち込めるものならば、ぜひともスーツケースに詰め込んでもらいたいものである(持ち込んだことがないので未確認)。それほどに、旨い。朝食を食べ終えて外出。

 ホテルの近くにもこういったドーナツやベーグルを売るベンダーがある。

 1ドルでコーヒーとドーナツ(かベーグル)1個がセットになっており、通勤の途中のビジネスマンが行列を作っていた。とはいえ、通勤とは無縁のオレは、地下鉄に乗ってセントラルパーク近くのコロンバスサークル付近にある“Time Warner Center”へ。

 ビル内は下の写真のようになっており、洋服屋さんやキッチン雑貨の店、レストラン等が入っている。印象としては、六本木ヒルズのような感じ。なお、館内撮影は禁止らしく、この写真を撮影したら黒人のガードマンに止められた。ただ、オレの場合は子供が撮影していると思われたらしく、「オレの目の前で撮影したデータを消せ」的なコメントはなかった。

 ここの地下には高級スーパーも入っており、品揃えは目移りするほどすばらしい。
 中でも目を引いたのは、ハーゲンダッツの「パイナップルココナッツ」味と「なんたらケーキ」味。どちらも、ホームサイズだったので購入断念。あと、デリ部門がすごい、寿司、おかずバー(あぁ、日本的な言い方…)、パンと言ったものが作りたてで売っている。
 で、NYの寿司を買ってセントラルパークで食べようと思ったら、「カード不可」「T/C使用は20ドル以上の買い物の場合のみ」と、レジで言われてしまい、5分ぐらい言い合ったのだが、結局断念。やはり、持つべきものは現金である。このビルの詳細はこのページ(英語)が詳しい。

 ということで、手ぶらでセントラルパークへ。ルックルックこんにちはリスさんという感じである。

 で、前回の旅行の時に出来なかった公園内のメリーゴーランドに乗る。素敵な28歳だ。

 そして、シープメドウへ。寝転がってみるとやはり気持ちいい。ちなみに、マット持参で水着姿で日焼けにいそしむ女性もいた。ある意味でコパカバーナである。

 その後“The Mall”へ。

 この道は様々な映画にも登場したおなじみの道らしいが、オレは映画をほとんど観ない人なので、あまり知らない。でも、それを抜きにしても木漏れ日が気持ちいい。

 で、この道の奥にはベセスダの噴水が。

 そして、噴水奥の湖沿いにはボートハウスがある。季節柄、八重桜も非常に綺麗であった。

 次に訪れたのは、“Belvedere Castle”(ベルベデラ・キャッスル)。1872年に完成したスコットランド風の城である。

 現在は内部が公園のインフォメーションセンターになっている。また、ここは内部の階段が狭いのだが、塔の上にも行くことが出来る。ここからの眺めが非常に素晴らしい。右の写真は野外劇場であるデアコルテシアター。とにかく、カップルにとってはシープメドウと共に抑えておきたいスポットだ。と、Tokyo1週間風に書いてみる。

セントラルパークを後にして、次に向かったのは“Krespy Kream”なるドーナツ屋さん。

 とかく、日本でも同じNYにある“Daughnut Plant”(記事はday7にて)の上陸に伴い、第185期ドーナツブームが到来しそうであるが、この店が日本に上陸したら、更に輪をかけてドーナツブームが広まるに違いない。それほど旨いのだ。

 上の写真は手前右の黒いのから“ devil's food glazed”、“original glazed”、“strawberry shortcake”。devil's(略)はチョコが申し分ない甘さ。砂糖サクサクで旨い。 奥のstr(略)は中のストロベリークリームがたまらない。相当に甘いのに意外にさっぱりした後味。表面はショートケーキクランチということで、なんというか、スポンジ部分をクランチにしてみましたという感じ。
  とはいえ、やはりこの店でoriginal glazedを食べないわけには行かない。このメニューこそが、小さな東海岸のドーナツ屋さんを、ニューヨーク証券取引所上場までに押し上げた屋台骨である。砂糖のフィリングがかかった表面はさっくりとした歯ざわり、しかし、中はパンのようにふんわりした食感。こんなに旨いドーナツを食べたことはない。少なくとも5個はいける。ミスドなど目じゃない。今すぐ日本に来ても絶対にいける(マックがこの店をやるとかウワサがあるが)。なお、この店の詳細についてはこのページに詳しく紹介されている。

 ドーナツに感動した後で向かったのは、高級スーパーとして知られている“ZABARS”。日本で言う…成城石井。中ではデリやパンの出来立てが売っていたり、とんでもない大きさの牛乳(ガロン売り)がある。ちなみに「緑茶を配合したコーラ」というフロンティアスピリットを勘違いしたような商品も売っていたが、戦わずして撤退した。それが二人の幸せのためなんだよ…

 そして、2件目に向かったのは“FAIRWAY”。日本で言う丸正。本当か?とはいえ、前者とさほど変わらない品揃え。どちらも魚はポンド売りだったので高いのか安いのか判断しづらいところ。ジーンズをインチでなくセンチで買うようなものだ。元々は八百屋だったようで、野菜類は充実。

 スーパーばかり行ってどうなのという感じなので、カップヌードルでおなじみのタイムズクエアに出て“Toysrus”へ。店内に入ると、いきなりこんなでかい観覧車が出迎えてくれる。

 さすがに、これには乗っていない。それを横目にフロアを上がるとこんなレゴビルダー渾身の力作や、こんな恐竜のそっくりさんが飾られていた。 

 ところで、「観光客の顔を取り込んでアニメとしてタイムズスクエアにあるでかいビジョンで放送する」という店があり、試そうと思ったのだが、丁度、日本人の顔が取り込まれた映像を見て、やや恥ずかしくなってしまい退散。

 一旦ホテルに帰り、夜のイベントへ。夜は“Blue Man”。

 

 顔を青く塗った3人のブルーマンがあれやこれやの大騒ぎ。客も舞台に上がって強制参加させられる(全員ではないが)。詳しい内容はあえて書かないが、ドラムフェチは行くべし。そうでなくとも面白い!非常に面白い。終演後には撮影会もあり、その際、白いTシャツを着ていくと、ブルーマンが触って青いTシャツになる。

 ブルマを堪能・・・って、わしゃ変態かぃ。ブルーマンを堪能した後はベジタリアン御用達の“Zen palate”へ。基本的に肉なし。

 左上から、パイナップルアイスティー、スパニッシュワンタンスープ、カレースプリーム、トーフハニーパイ。スパニッシュワンタンスープは、なんだかスパニッシュ。名前のままやん。カレープレートには、玄米とタロイモの春巻きが添えられている。まず、タロイモが旨い。春雨とか色々入っていてボリュームあり。カレープレートはあっさり味。肉のように見える固形物は高野豆腐のような感じのもの。そして、ケーキはあっさりクリームチーズケーキといった感じ。ソースも濃そうに見えるがあっさり。全体的に日本の食べ物に似ている。それでも、これだけ頼むと量が多いの満腹…こうして、満腹の中で徒歩でホテルに戻り、この日は更けていく…