2004/05/03(Mon)

 お腹がポテト腹の中で朝食。エセアメリカ人ならではの幸せな悩みだ。向かった先は、ホテルから徒歩2分のところにある“Gan Mee Ok”松井秀喜も試合が終わった後に寄るらしい。で、この店の名物は「ソーロンタン」というもの。
 これを頼むとまずは店員さんが大量のキムチを持ってきて、テーブルのところで切ってくれる。その後、主役の登場。牛骨のダシが効いたスープに、ご飯、麺、牛肉が入っている。

 食べ方としては、まず、出されたままのスープの味には、何の味付けもなされてないので、テーブルに備え付けられている塩を少しずつ入れていく。そして、同じく備え付けのネギと、さっきのキムチを入れる。ダシの効いたスープとキムチとネギのバランスがなんとも言えず旨い。あ、ネギは大量に入れたほうが旨い。

 あっさり味で胃がやさしく癒されて次に向かったのは、“Chelsea Market”。ここに来た目的は主にお土産の買い付け。“Fat Witch”のブラウニーや、先日スーパーで買ったサラベスのジャムのギフト用を購入の後、下の牛乳とヨーグルトを購入。ヨーグルトは意外なほどあっさり味。こっちのヨーグルトは全日本女子・大友の移動攻撃並みに強烈な味(アテネ開催時限定の表現)が多いのだが、ここのは全然違う。むしろ物足りなさを感じる人もいるかもしれないぐらいだ。

 一旦、ホテルに帰り、上で買ったみやげ物を整理し、昼食の代わりにポテトの残りを食べた後は、地下鉄で“アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History・長い)

 まず向かったのは、宇宙コーナー真ん中はホンモノの隕石。ピカソが待ってる箱根の美術館にありそうなものだが、触ってみると、なんとも不思議な触感。右は体重計。ただし、中性子星での体重。つまり、どこの星なのかがわからないのだが、とりあえず、ここに行くとにがりを必要としないらしい。

 で、これは隕石・鉱石・宝石館の展示物。左から、硫黄の塊、石化した木、そして風化した石(いや、本当はもっと学術的な表現がされるアイテム)。

 で、場所を変わって海洋生物のエリア。上を見上げるとくらげやエイ、そして蛸が空を飛んでいる。

 上ばかりでなく展示物をちゃんと見ると、植物の構造模型(10円玉が挟まっている疑惑あり)や、

 蜜蜂の足の模型が展示されている。オレ的にはカマキリと言い張っても通用すると思う。

 そして、このフロアの目玉である「等身大シロナガスクジラの模型」であったが、なんとこの日は館内改修のため、このクジラのフロアに入れず。仕方ないので、一番近いところから激写。

 次に向かったのは北米の哺乳類コーナー。多くの種類の剥製が置いてあるのだが、当然等身大なので、かなりでかい。右の熊に山であったら死んだふりをする前に死んでしまうこと間違いなし。

 次に、北アメリカの森林コーナーへ、。ここの目玉はこのジャイアント・セコイアの断面。いかにでかいかは手前に立っている人と比べていただきたい。ちゃんと、年輪も細かく説明されているので、セコイア初心者にもフレンドリーな作り。ちなみに、オレはコンビニで売っているセコイアチョコレートが好きだ。

 いよいよ、目玉コーナーである恐竜コーナーへ。いきなり、鳥獣戯画みたいな始祖鳥の化石と面会。

 そして、ティラノザウルスと対面。でかすぎる、単純にでかすぎる。デカすぎて右の化石が嫉妬している(吹き出しのイメージで)。

 このエリアには爪に触ることができる。なんか、全米で大ヒットしたCDを記念したプレートに見えるが、触ってみると、非常に判りやすく爪である。

 これはアパトサウルス。首も長いが尾の部分も約6Mもある。

 これはアロサウルス。自分よりも大きな草食恐竜を襲っていた模様(上のアパガードみたいな名前の恐竜も草食系)。

 部屋を代わり、まずはトリケラトプスと対面。

 で、こんなカメラ目線の恐竜や亀の原形とおぼしき化石もいる。

 これなんか、左の恐竜に強風が吹きつけてしまったに違いない。

 で、シーラカンス。右の口は明らかにシーラカンスではないが、宙に浮いていたので撮影。歯磨き無用と思われる。

 で、またもや場所を変わってマンモス。右の足を見る限りは外反母趾の心配はなさそうだ。

 で、更に場所を変わりながら、化石盛りだくさん右上の丸っこいのは温泉に使っている人みたいだ。

 これは、カナタの太平洋岸に住むハイダ族という民族が使っていたカヌー。実は、この部屋も入れず・・・

 恐竜三昧を楽しんだ後は、ホテルに帰ってしばしの休憩。その後、外出し、“S.O.B.’s”なるクラブへ。ここは月曜になると入場料7ドルと荷物預け料2ドルで、1時間サルサを習うことができる。とりあえず、ベーシックステップということで、「右⇒左⇒右、左⇒右⇒左」という感じで前後に動くステップと左右に動く「スージーキュー」なるステップ他を習う。最初は現地の人や、どこでこの店を知ったのかという日本人の前で踊るのは恥じらいを感じたが、初めて10分ぐらいで自分しか見えなくなる。1時間経てば、とりあえずサルサ5級ぐらいにはなれるはず。検定があるか知らないが。

 S.O.B'sで汗をかいたあとはシーフード、脈略ねぇー。ということで、“PEARL oyster bar”へ。

 なんと言っても生牡蠣である。あと、勢いで苦手なシャンパンも一杯。大人の味というのはこういうものかと思った。

 で、カウンターで食べたのだが、横に座っていた日本人の新婚旅行とおぼしきカップルから、「この店のカキフライのタルタルソースは只者ではない」という情報を聞いたので、さっそく注文。

 これ、本当に旨い。カラっと揚がったカキフライの歯ざわりは本当にさっくりしており、そこに、ズッキーニやトマトが入ったタルタルソースが絡むとなんとも言えない。生牡蠣よりも旨いかも。
 で、この後シーザーサラダとクラムチャウダーも頼む。

 サラダは見てのとおりボリューム満点。ドレッシングが丁寧だ。
また、クラムチャウダーが実に旨い。あっさりしていながらコクがある。という表現がぴったり。正直、グラセン下の店より全然旨い。本当に来てよかったと思える店だった。