あまりに旨いステーキとハンバーガーを食べたので、上機嫌でホテルに戻る。アバクロの袋やらを部屋に置いて、写真の”CANADA DRY”のフレーバー付きスパークリングウォーターを飲む(なぜか、オフィシャルウェブサイトに掲載されてないのだが)。個人的には普段から炭酸水を飲む習慣があるので、早く日本に入ってくることを願うばかり。
 そして、ホテルからすぐにあるMOMAへ。今回の宿泊がなぜかMOMAプランと称されており、2人分の入場券が付いて来たので、無料入場となった。館内は日本人率高し。前日のガンミオクの客層とは異なり、独特の雰囲気を持った人が多いのは、この場所ならではである。
 …と、2時間で駆け足ながらMOMAを楽しんだ後は、ヤンキースタジアムへ。スタジアムへ向かう地下鉄内では、明らかに新婚旅行と思われる日本人カップルが、それなりの大きさのバッグを持っていた。一方、我々は「カバン持込禁止令」に基づいて、ジャケットやカーゴパンツを駆使して、あらゆる小物を収納。
 球場に到着して、Willcallの窓口で引き換えたチケットはLOGEレベルなるもの。内野スタンドではなく外野スタンドである。当然、カバンは持ってないので入場チェックもスムーズに通過。階段で上へ上へと上がる。
 席に到着して周りを見回すと、この球場が広いんだか狭いんだか判らなくなる。内野の1階席で見るとべらぼうに広そうに見えたのだが、外野から見ると意外に狭く見えてしまう。
 と、そんな具合で周りをキョロキョロと眺めていたら、なんとデイパックを持った現地人を発見。しかも、別の日本人もデイパックを持って入っていた。いつから緩和されたのだろうか…
 そうしているうちに、いつの間にか試合開始。年の瀬になって9月の試合のことを書くのもなんだが、一応一通り書くと、一番悩ましい投手戦の展開。ヤンキースの先発王建民は、やけに三振を取ったり、変なところでランナーを出しつつも、ちゃっかり7回ぐらいまでを2点で抑えていた。
 一方、ヤンキース打線はランナーを出すものの、松井が不調で第4打席まで大ブレーキ。しかし、5回の裏に同点に追いついて2対2。松井が第4打席を凡退した7回裏終了時点でホテルへ戻った。翌日の飛行機の関係もあるのだが、この外野2階席には大きな問題があったからだ。
 実は、この席は照明がダイレクトに入ってくる位置。下方を見るアングルではあるのが、長時間見ていると嫌でもカクテルライトが目に飛び込んでくる。そして、この試合展開なので2つの作用によって睡魔が襲ってくるというという最悪のパターン。
 しかも、悪いことは続くもので、試合結果を見ようとテレビをESPNにしたら、なんとヤンキースがクロスビーのサヨナラアーチで勝利。あまりにも泣けてくる展開であった。
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