ボスボラス ハサン
 末広亭のすぐそばにあるトルコ料理店。店内は入口付近は狭いものの、奥には意外にスペースがある店。
 左上から、前菜の盛り合わせ、「エキメック」、ひき肉のトルコピザ、ラムチョップのグリル、「ヴィスィネ」と「アイラン」、ドネルケバブ、「マンティ」。

 前菜の盛り合わせは手前から時計回りで様々な野菜と唐辛子を和えたもの、ほうれんそうとヨーグルトを和えたもの、ツナ、豆とごま、そして真ん中に鎮座する豆のスープの5品。これをエキメックというトルコのパンにつけて食べる。パンは見た目と違って中身はほぼ空洞なので、皮でこれらの前菜をを包む具合にして食べる。

 トルコピザも見た目通りのモチモチしたピザ。この生地の中にひき肉が包まれており、上に玉子が乗せられているボリューム感たっぷりの一品。エキメックと前菜の組み合わせの後でも、これが入る理由は前菜をメインにしたものと、生地そのものがメインになっていることの違いによる。

 そして、肉料理の一つ目がラムチョップ。意外に塩味があっさりしており、噛めば噛むほどに舌に旨みが広がる。特に、プルプルしたややスジっぽい部分のほうが、食感をも含めた旨みを持っている。つけあわせのオニオンスライスに「ゆかり」がまぶされているのも特徴的。

 ヴィスィネとアイランは、さくらんぼのジュースと塩味のヨーグルトドリンク。前者は酸味を強調したさくらんぼのジュースだが、後者は本当に甘みがなく、塩味によってコクが引き出されたヨーグルトドリンク。

 そして、ドネルケバブ。こちらのほうが塩味がやや強めに感じ、脂身も少し濃い目。個人的にはラムチョップのほうが好みの味。

 最後に注文したのがマンティというトルコ風の水餃子。トマトソースの甘みとヨーグルトソースの酸味の組み合わせが濃厚。ただ、やや厚めの皮との相性には個人差が出るかもしれない。