岸田屋
東京の居酒屋界にその名を轟かせる老舗。21時になると暖簾を下げるが、すぐに店内から追い出されるということはない。
 左上から、味わい深い店内と看板猫、ハイボール、煮込み、肉豆腐、焼きおにぎり。

 店内にはコの字型のカウンターと、壁に向かって飲むスタイルになるテーブルがあり、椅子は座面が丸いスツール。

 「東京三大煮込み」の一つとされるこの店の煮込みは、オーソドックスでありながらも理想系という感じのもの。もちろん、どちらの部位を食べても旨い。

 肉豆腐は野菜がクタクタにならずに、シャキシャキした食感を残したネギと、肉の旨みを思う存分吸った豆腐のバランスがいい。

 焼おにぎりは、かなりさっぱり味。焼きたてをさわると、最初は普通に持つことができるものの、4秒目ぐらいから一気に手が熱々になる。