2004年1月26日 銀座・神火 松にぎり

 まさか、昼に寿司コースを食べると思わなかった・・・しかし、後輩の手前引き下がれない。ということでこんな感じで食べてみた。

まずはカウンターにガリが置かれ、その後に漬物が出てくる。
 本番はヒラメから。大根おろしとあさつきであっさりと。モチモチとコリコリを2で割ったような歯ごたえがあった。ほのかに甘い。
 次に生たこ。オレもタイムサービスで買う機会があるのだが、このレベルの生たこは初めてである。梅の味が効いたタレで食べる。噛み応えもちょうどいい塩梅で、かなりさっぱりと楽しめる一品。
 次にカンパチ。変に脂がのっているカンパチではなく、むしろさっぱりとした味。マグロの赤身に似たような似てないような…
 次にサバ。ちょっとだけしめてあったが、半生のような感じ。上には薄い昆布もかぶせてあり上品なコクがある味だった。
 次になめこの軍艦巻き。一番意表をつかれたネタである。しかし、ぬめりがなくさっぱりとしたタレに漬け込まれてあるこのなめこは、サバの酢じめ感をさっぱりとさせてくれた。
 で、マグロのヅケ。「これがヅケなのか・・・」と妙に納得。とろステーキ重のそれとはまた違った味わい。
 巻物はカッパとたくあん。ゴマが仕込んでありなかなか。特にカッパの歯ざわりがよかった。
 次にエビ。長さ的にはこの日一番のネタ。一口で入らないエビを初めて食べた。味は噛めばかむほどといった感じ。
 次に玉子。冷たかったので、店で焼いてない可能性があり。唯一の弱点か。
 そして、最後にアナゴ白焼き。これがすごかった!
 上にゆず塩が降られているのだが、こんなに合うとは思わなかった。アナゴの甘みとゆず塩のさっぱりしながらの強い味が、口の中にひろがるひろがる。これだけで1,000円分の価値を感じた。いや、今まで食べたアナゴ料理で一番かもしれない。店内で「うんめぇ!」と叫んでしまったぐらいだ。その姿をカウンターにいたOLさんに見られたのは恥ずかしい…
 食後に出てきたのは、この店の定番のトマトのシロップ漬けではなくキンカン。旬のものということで登場。これは皮ごと食べるのだが、トマトよりも噛む回数が多いため、甘みを存分に楽しめた。

以上が1,890円の松にぎり。とにかく、アナゴ白焼きを食べる価値がありあり!