2004年07月05日

6月29日付日経流通新聞

 いかんなぁ、更新ペースが鈍い・・・

 まずは、「外食産業が株主急増に対してジレンマを感じてますよ」という話。

 最近、株主が急増する外食チェーンが目立っている。その原因となっているのは、株主優待券。これが配布される時期だけに株主になるというケースや、取得した優待券をチケットショップに横流しするケースも見られる。このため、一部の企業では株主優待制度を見直す動きも出ている。

 去年あたりから、「あるじゃん」とかで初級個人投資家向けに、この手の企業が紹介されていた。
 
 確かに、株主たるもの企業から利益を享受する資格を有するのは当然。逆にそれを反故にする企業なんてつぶれてしまえというのがオレの考えだ。

 ただ、ブログ界とかで、「今日は○○社の株をこんだけ売って、こんだけもうかりました。」という、いわゆるデイトレーダーネタがちやほやされるこのご時世。単元×100とかを購入する「会社と心中」的な人は当然少ない。

 じゃぁ、今後の個人投資家と企業の関係はどうあるべきかというと、

 株主総会で、「投資家の皆様には優待券より配当で応えます」とちゃんと言いなさい。

 ということ。実にシンプル。投資家も優待券より現金のほうがうれしいんだし。日産が今後の配当計画を公表した結果、企業イメージが更に向上してるのを思うと、やはり基本が一番であろう。

 ところで、日産の大株主には車とかが与えられるのだろうか…

 
 次に、「クリーニングにもトレーサビリティーを導入しますよ」という話。

 クリーニングチェーンの喜久屋は、9月をメドに、クリーニング後の商品に仕上げ方法や製品検査をした従業員の氏名を記載したラベルを付ける。これにより、利用者に対する品質保証の訴求を図る。

 これは、素晴らしい。

 オレは、クリーニング屋でワイシャツのボタンを割られ続けたので、数年前からはワイシャツに自分でアイロンをかけている。

 しかし、この制度が広まれば、ボタンを割られたとしても、トレーサビリティー(生産履歴の追跡。ここでは、クr−ニング工程の追跡となる)を導入していれば、どの工場の誰がボタンを割ったかがわかるようになり、泣き寝入り率も低下するだろう。

 一方、企業側もこの制度を「クレームから改善につなげる」という最近のトレンドにつなげるとのこと。たとえば、視力が低下してシワが見逃しやすくなった従業員を発見したりするらしい。

 でも、自分でアイロンすると気持ちいんだよ。

 って、自己満足なオチだ…

投稿者 takapu : 00:12 | コメント (6)