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2007年05月22日

銀座・千ふじ 今年こそは岩牡蠣を食べよう!!

オイスターフリークの皆様、お待たせしました。カキタベ!でございます!

さて、現在のカキタベ!は何位になっているでしょう?


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 岩牡蠣は、6〜8月に旬を迎えるというが、実際には走りの時期である3月から、既に体内にはクリーミーなエキスが蓄えられている。岩牡蠣と真牡蠣の一番の違いは、大きさもあるが自分はその味わいの深さにあると思う。

 一言で言うと岩牡蠣は非常に濃い。大きさが3センチ程度のものであっても濃い。経験上、産地によって、すっきりとさわやかな味のものもあるのが、大きさからは想像もつかないその味こそが、岩牡蠣の特長である。

 先の写真は3月の走りの時期に、こちらの方が銀座の千ふじにて(内臓ではない)アラ鍋のコースの前菜として食されたもので、産地は能登。

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 真牡蠣の場合は、広島、仙台、北海道、兵庫…といった具合に、ある程度は産地が頭の中で浮かぶものである。しかし、岩牡蠣の場合は基本的に天然種がメインなので、養殖地という概念がなく、逆にそれゆえに産地の数は非常に多い。

 そう、岩牡蠣の旬は正にこれから。真牡蠣もまだ出回っているこの時期、岩牡蠣との食べ比べをするには最高の時期となる。

 自分の周りにも岩牡蠣未経験という方が多い。それは総量が多くない故に、扱っているお店がありそうでないからなのだが、見かけた時点でお店に飛び込んで、今年こそは岩牡蠣を!!


 今日も、カキタベ!を御覧いただきまして、ありがとうございました。

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記事の編集 takapu : 23:46 | コメント (0)

2007年05月12日

茅場町・新川河岸 生牡蠣、焼牡蠣、牡蠣の酒蒸し、カキフライ、牡蠣茶漬

 オイスターフリークの皆様、ごぶさたしておりました。カキタベ!でございます!!!!!!

さて、現在のカキタベ!は何位になっているでしょう?


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 一般によく食べられるマガキは、4月の声を聞くとパタっと店頭から姿を消してしまう。カキタベニストとしては、そんな時期になると非常に切ないものである。
 
 そうなると、産地とパイプを持っているお店か、お取り寄せでしか食べることができないのだが、以前から行こう行こうと思っていたお店が、かなり太いパイプを持っており、5月でもマガキをしっかりと食べることができると知り、こちらこちらの裏カキタベニスト2人と自分の3人で訪問した。

 入口近くの座敷に案内され、テーブルのメニューに目をやると…

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 そう!そう!!こんなメニューが見たかったのである。で、他にもカキ尽くしコースというのもあったのだが、まずはこの3種類の牡蠣を生牡蠣で、焼牡蠣で、そして牡蠣の酒蒸しで食べることに。ただ、その前にぐるなびの牡蠣1個サービスというページを使って、産地的に一番興味があった石川県は七尾産の牡蠣を生牡蠣で注文。

 まずは、他の裏カキタベニストが注文した生牡蠣3種盛りが運ばれてきた。

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 手前から、北海道・厚岸産、宮城・気仙沼産、そして石川県・七尾産。はっきり言って、牡蠣に飢えている状態だったので、どれを見ても旨そうであるのだが、やはり石川県・七尾産が気になる…そんな状態の中で七尾産の生牡蠣が運ばれてきた。

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 これがもう、ジューシーったらありゃしない。外套膜は塩味をはるかに上回るコクがあって、身はシャクシャクと細胞一つ一つから伝わってくるような歯ざわりと、濃厚な甘みを持っている。

 そして、何と言ってもでかい。その大きさ約12センチ、しかも殻が深くパツンパツンに中身が詰まっている。この日、この牡蠣がどんなにコンディションが良かったかが、3種類の焼牡蠣が運ばれてきた時に、改めて納得できた。

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 焼牡蠣は殻が剥かれてなく、焼いたままの状態で運ばれてくる。この殻を開く瞬間というのは、中にどんな具合の牡蠣が入っているのかという楽しみに満ちた時間である。

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 手前から、厚岸産、気仙沼産、そして七尾産。見たとおり、焼いて水分が蒸発せずに大ぶりのままとなっており、コンディション的に一番だということが一目瞭然。ちなみに、厚岸や気仙沼産は実はもう少し先になると、更に実入りが良くなるとのこと。

 そう、牡蠣は産卵に向かえば向かうほど旨くなるので、単純にカレンダーどおりではいかない。でも、その奥深さが牡蠣の楽しみでもある。

 生牡蠣と違って、水分を飛ばすことで旨みを凝縮させており、噛むと広がるのは1%のホロ苦さと、99%の旨さだけ。そして、その味は写真の大きさと比例したものだった。

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 カキフライは小ぶりなのだが、味は濃厚。大きさに旨みが比例するケースが多いという事実もあるのだが、このカキフライは小ぶりながらも申し分ないコク。衣で封じ込められたその味は、噛んだ瞬間にジュワっとあふれ出す。

 で、カキフライの後に注文したのは、七尾の酒蒸しと再び焼牡蠣。

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 いやぁ…たまらん。特に、酒蒸しは身をふわっとした食感にするので、焼牡蠣の旨さがギュっと詰まった味とは違い、どこか優しさを感じさせる味となっている。

 そして、注文したのは牡蠣茶漬。

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 これが…すごい!!牡蠣をたっぷり使ったダシでお茶漬けにしたのだが、ダシがゴクゴクと飲めてしまう。器は熱いのだがそんなもの関係なし。ごはん一粒一粒にカキの旨みがしみこんでおり、そこに三つ葉のホロ苦さが効いている。

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 これは、落ち着く味であり、気持ちが高ぶる味でもある。そして、またまた生牡蠣から食べつくしたくなるぐらいの味ではあるのだが、それをやってしまうと終わりがなくなってしまう。でも、許されるならそのサイクルを続けたくなる。

 やっぱり、産卵期に近づく牡蠣の味は、走りの10月の牡蠣とは段違いに違う。連休が明けて、既に岩牡蠣も出ている時期なので、次回はマガキと岩牡蠣の競演を楽しみたいものである。


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 今日も、カキタベ!を御覧いただきまして、ありがとうございました。

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記事の編集 takapu : 23:33 | コメント (0)