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2006年05月14日
町田・69’N’ROLL ONE 羊骨来夢白湯(900円)
店名や看板の作りからして、全開バリバリ系のラーメン屋さん。店内もS字カーブのカウンターや、ジュークボックスに使うようなライトを使っており、店主の髪型もリーゼント。
さて、この店のグランドメニューは、「1号ラーメン」「2号ラーメン」という2種類のみなのだが、今月の11日から町田と神奈川県内の有名どころ8店によって、「夢を食するDream」というコラボ企画が展開されており、各店主の夢をコンセプトにした限定メニューを販売している。
そして、この日注文した羊骨来夢白湯は、「大好きなラーメンを大好きなヒツジで作るのが夢だった…」という、この店の夢にまつわる一品。
食券を買ってセルフで冷水機から水を汲んでから、席に座ってカウンター越しに、ラーメン作りの流れを見ながら待っていると、何分待ったかを忘れてしまった時に出来上がった。
見た目に黒胡椒のインパクトを感じるが、それ以上に多色使いのラーメンとなっている。早速スープを飲むと、ラムの背脂が土台となり、そこにラムの骨による旨みが凝縮された、いい意味で強気に作られた味。とはいえ、香草の効果や黒胡椒の刺激もあり、クセは感じず特有の濃厚な部分だけが残っている。
麺はやや細め、強気なスープに対して一瞬どうかと思ったが、まったく問題なし。また、スープとの絡み方が独特なので、未経験の味に対する新鮮な印象も強い。
具はラム肉を炒めたものと、モヤシが中心。ラム肉の弾力とモヤシのシャキシャキ感がいいアクセントとなっており、旨みも広がる。
ところで、スープを飲んでいるときに感じるのが、多色の基になっている揚げにんにくと、赤い物体による独特の味。後者はなんと、フリーズドライのイチゴである。ラムに合うと思ってという店主のアイデアによるこの材料が、色々な意味で華を添えている。
そして、麺を食べ終えてスープを飲み干した後で、具の「来夢」をちゅちゅっと食べると、黒胡椒の刺激で一杯だった口の中が綺麗にリセットされる。
この店主の夢が形になったメニューは、6月上旬まで提供しているとのこと。たまには、夢を食べるなんていうのも素敵な話だと思う。
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カテゴリー : [ ラーメン・ラーメンっぽい麺料理|ひるベター|町田 ] 記事の編集 takapu : 2006年05月14日 16:14
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