町田のランチ記事

2006年10月21日

町田・柿島屋 肉そば(420円)

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 町田にある、明治17年に創業した馬肉専門店。平日は夜だけの営業なのだが、土日祝は昼間から営業している。ということで、名物の肉そばを注文。

 注文して5分も経たずに運ばれてきたのは、たっぷりの馬肉、そば、そして牛蒡とネギが入った一品。つゆは最初の味わいは濃い目ながらも、ある瞬間から一気に馬肉の旨みが広がる作りになっており、少し太めのそばとの相性がいい。

 また、大量に入っている肉も、噛むごとに広がる独特の濃度ある味。そして、牛蒡のシャキシャキとした食感が、肉の食感とコントラストを作り出している。

 シンプルな構成なので、難しいことを考えずに一気に食べ終わってしまったのだが、その時に感じたのが、これは「肉そば」というよりは、肉の旨みが広がるつゆで、馬肉と牛蒡とネギ、そしてそばが煮込まれた料理だということ。

 メニューにあるかを見落としてしまったが、不思議とごはんが欲しくなる蕎麦である。

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2006年07月30日

町田・cafe中野屋 「紀州梅と昆布のうどん」と「マンゴーのカキ氷、白玉・練乳つき」(1,330円)

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 町田を生活のメインエリアにする人なら、一度は目にし足を運んだことがあるであろう和菓子の「中野屋」が、徒歩3分ぐらいのところで展開しているカフェ。

 ここのランチタイムの軸は、メニューに多くのバリエーションが書かれている、うどんとお茶漬け。この中から紀州梅と昆布のうどんに、一緒に注文すると200円引きとなる甘味メニューから、マンゴーのカキ氷を、白玉と練乳つきで注文。

 まずは炊き込みご飯、次にうどんと漬物という順で運ばれてきた。

 炊き込みご飯は、ゴボウ、鶏肉を中心としたもので、しっかりした濃さの味になっている。量が少なめなのは、うどんが主役ということの表れか。

 次に、うどんのつゆを一口飲むと…驚きのダシの強さ!

 個人的に、これまでに口にしたうどんの中では、築地の「虎杖」のダシの強さが一番だったのだが、ここの鰹ダシも深く濃くしっかりした強さがある。そして、うどんを持ち上げると、紀州梅のさわやかな香りが伝わってくる。この香りを感じつつ食べたうどんの食感も、モチモチしていながらに、しっかりとハリと残るべきコシが残っている。

 そして、上に乗せられたとろろ昆布の部分を食べると、うどんと昆布が作る「つるとろ」な食感から、じんわりとしつつも、軽快さを持った旨みが広がるのだが、この軽快さを作っているのも、紀州梅。実を食べてよし、香りでよし、そしてアクセントとしてもよし。このうどんにおける一粒の梅の存在は非常に大きなものである。

 うどんを食べて、十二分な満足感を得た中で、カキ氷を待つ。実は以前に中野屋で100円にて提供していたマンゴーのカキ氷の印象が残っており、そのイメージを確かめるべく注文したものである。で、運ばれてきたのは…

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 絶対に想像できなかった器とボリュームの一品であった。

 さっそく、練乳やマンゴーを氷となじませて食べると、ピスタチオの食感が印象的!そして、自分の記憶どおりの味に、マンゴー本体の甘みが加わる。冷凍ものではあるものの、やはり果実そのものの甘みがシロップに加わると、味の幅はしっかりと広がる。

 で、二口目を食べようと馴染ませていると、なんと底にクッキーが敷き詰められていることが判明。更に、氷の山の真ん中には、たっぷりのパンナコッタが隠れていた。これを、全部なじませて食べると…もう、たまらないとしか言えない。そして、白玉もグニュっと心地よい食感で、アクセントとして十二分の存在感を出している。

 カキ氷で、こんなに個性がミックスされた味に会えるとは思わなかったし、こうなると正直、何を食べているのか分からなくなるぐらいになってしまう。けれども、それはしっかりとした足し算で成り立っている味なので、非常に高い満足感を得られる。

 とにかく、和菓子屋の和カフェという、ここに来る前のイメージが、こんなにもいい意味で覆されるとは思わなかった。カフェの食事という字面が与えるものは、「空間を食べる」というイメージだったり、「個性を追求しすぎていて、味はちょっと怪しい」とかになりがちだが、ここは極めて真っ当に、味と空間と時間を味わえる店である。

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2006年05月14日

町田・69’N’ROLL ONE 羊骨来夢白湯(900円)

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 店名や看板の作りからして、全開バリバリ系のラーメン屋さん。店内もS字カーブのカウンターや、ジュークボックスに使うようなライトを使っており、店主の髪型もリーゼント。

 さて、この店のグランドメニューは、「1号ラーメン」「2号ラーメン」という2種類のみなのだが、今月の11日から町田と神奈川県内の有名どころ8店によって、「夢を食するDream」というコラボ企画が展開されており、各店主の夢をコンセプトにした限定メニューを販売している。

 そして、この日注文した羊骨来夢白湯は、「大好きなラーメンを大好きなヒツジで作るのが夢だった…」という、この店の夢にまつわる一品。

 食券を買ってセルフで冷水機から水を汲んでから、席に座ってカウンター越しに、ラーメン作りの流れを見ながら待っていると、何分待ったかを忘れてしまった時に出来上がった。

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 見た目に黒胡椒のインパクトを感じるが、それ以上に多色使いのラーメンとなっている。早速スープを飲むと、ラムの背脂が土台となり、そこにラムの骨による旨みが凝縮された、いい意味で強気に作られた味。とはいえ、香草の効果や黒胡椒の刺激もあり、クセは感じず特有の濃厚な部分だけが残っている。

 麺はやや細め、強気なスープに対して一瞬どうかと思ったが、まったく問題なし。また、スープとの絡み方が独特なので、未経験の味に対する新鮮な印象も強い。

 具はラム肉を炒めたものと、モヤシが中心。ラム肉の弾力とモヤシのシャキシャキ感がいいアクセントとなっており、旨みも広がる。

 ところで、スープを飲んでいるときに感じるのが、多色の基になっている揚げにんにくと、赤い物体による独特の味。後者はなんと、フリーズドライのイチゴである。ラムに合うと思ってという店主のアイデアによるこの材料が、色々な意味で華を添えている。

 そして、麺を食べ終えてスープを飲み干した後で、具の「来夢」をちゅちゅっと食べると、黒胡椒の刺激で一杯だった口の中が綺麗にリセットされる。

 この店主の夢が形になったメニューは、6月上旬まで提供しているとのこと。たまには、夢を食べるなんていうのも素敵な話だと思う。

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2006年04月26日

町田・胡心房 らぁめん(650円)

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 実は、夜に食べたものなのだが、ちゃんとランチの営業もしているので、参考までに。

 このお店、JR横浜線の線路に沿ったところにあるビルの1Fにあるので、こんな具合に、店のすぐそばを横浜線が走っている。

 食券制なので、チャーシューがたっぷり乗った「肉玉らぁめん」を買おうとしたら、既に売り切れていた。「裏メニュー」という名の表メニューもあったのだが、初めて食べる店でいきなり裏メニューというのもどうかと思ったので、基本形のらぁめんを注文。

 食券を渡してから約7分ぐらいで、らぁめんが運ばれてきた。

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 さっそくスープを飲むと、比較的さっぱりした口当たりの豚と鶏ベースのスープ。これに魚介系の味が加わっている。後味としては魚介系が強めなのだが、最初から最後までの流れとしては、飽きることのない展開。

 麺は多少細めで、スープとの相性もいい。また、具についても細切りのコンブが、アクセントというよりはマスコット的に入っていたり、水菜もスープとの組み合わせとして成立している。チャーシューについては、非常に濃厚な作り故に、好みに個人差が出るかもしれない。

 とはいえ、値段と味のバランスは理想的。裏メニューを含めて、色々と食べてみたいお店である。ちなみに、従業員は全員女性なので、色々な部分で決め細やかな感性を見ることができる。

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2005年05月16日

町田・銀嶺パン ナチュラルレーズン(525円)

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 小田急百貨店町田店内にある「北野エース」という店で購入した、福島県で作られているパン。店内のPOPには、「ネットで有名なあのパンがいよいよ入荷!」みたいなことが書いてあった。サイズは横33センチ、縦8センチ、厚さ6センチ。

 まず、噛んだときの音としては、「ガリッ」ではなく「ハムッ」という感じ。その時に皮の噛み応えは感じるものの、すぐに皮も柔らかな食感に変わる。手でちぎっているときは、結構ねじらないと切れないので、この差には驚き。

 で、更に噛むと、たっぷり詰まったカリフォルニアのオーガニックものだというレーズンの濃厚な味と、パンのやさしくて素朴な甘みが広がる。
 
 値段は高めではあるものの、自家製果実酵母や国産小麦に、自然海塩や自然水だけを使用しており、製造過程を見れば、身体にやさしいパンというテーマで商品開発を行い、米と小麦粉を使ったパンを研究・製造しているなど、この値段である理由が納得できる。

 記事の編集 takapu : 22:57 | コメント (2) | トラックバック (0)

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2004年04月07日 13:07 町田のルミネで帰り際に