京橋のランチ記事

2006年10月20日

京橋・静香 ドライカレー(650円)

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 以前に行った京橋の鮨店「京すし」の隣にある、外観の素朴さからも、昭和な空気を漂わせている喫茶店。店内に入ると、かなりの奥行きと壁一面に貼られた鏡の効果で、妙に奥行きのある店に見える。

 ところで、このお店に入った理由は、店頭にあった「オムライス」の文字に目が入ったから。

 なので、入ってすぐにこれを注文しようとしたのだが、壁に貼られていた約30種類の「軽食事メニュー」を見ているうちに、オムライスのことは頭から抜けてしまい、目玉ピラフとドライカレーの二択となり、結局は後者を注文。

 おそらく、家族で切り盛りしているのであろうか、厨房に1人、ホールに2人(息子さんらしき人は厨房もホールも兼ねている)という陣営で、かなり大勢の注文をこなすので、待つことしばし長めの約15分。目の前に運ばれてきたドライカレーは…

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 色々な意味で、お店のイメージをそのまま表したドライカレーだった。

 タマネギとピーマンが大きめに切られている一方、豚肉は少し顔をのぞかせる程度というバランスになっており、一口食べると、まさにそれは「家で作るドライカレー」。そして、見た目よりもカレー粉の辛さが効いた味。野菜の食感が強く味わえると同時に、不思議な素朴さも味わえる。

 いわゆる「喫茶店のランチ」という意味では、品数も豊富なので界隈の方にとっては、使い勝手がいいお店だと思う。ちなみに、夜はスナックとして営業している模様。

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2006年10月12日

京橋・山形田 外一そばと田舎板そば・ゲソ天つき(700円と750円)

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 夜にあんこう鍋を食べることになっていたので、軽めのお昼ということで山形そばのお店へ。

 本当は、一日20食限定の十割そばを食べたかったのだが、食券機には「売切」の文字が。ということで、田舎板そばのゲソ天つきと、同行者がいたので一日40食限定の外一そばを注文し、シェアすることに。

外一そば
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田舎板そば
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 外一そばは、石臼でそばの皮ごと挽いて、つなぎを1割りだけ加えたもので、田舎板そばは、その太さと濃厚な香りが特長的。シェアすることで、クミクミとした食感から広がる2種類の味の展開が楽しめる。

 また、どちらにも共通して印象的なのが、量の多さ。これでも板には薄く盛られているのだが、食べているとかなりのボリューム感。恵み屋の大盛りのように見た目で圧倒というものではなく、じわりじわりと満腹感が迫ってくる。そして、天麩羅もそばの量的なボリュームを補う、質的なボリュームとして重要な役割を担っている。

 今まで、京橋でそばとなると、恵み屋にしか行ってなかったのだが、ここは座って気取らずにしっかりと食べることができるので、選択肢としては非常に重宝するお店である。

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2006年10月06日

銀座・Dozen Roses 手作り欧風カレーとオードブルのセット(2,625円)

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 「お昼に生牡蠣が食べられる店」というのは、カキタベニストとして永遠のテーマの一つである。で、以前このお店にうかがった際に、この方から聞いた「昼のオードブルは生牡蠣のはず…」という話を思い出して、早速向かうことに。

続きはこちらです。

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2006年09月08日

京橋・Dozen Roses 特製ハヤシライス+デザートとコーヒー(1,575+470円)

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 チーム下戸のメンバーである、静岡在住の書道家・lencaさまが上京するということで、エプロンのおじさんつけ麺大王、そして私と同じ食い道楽ノートを持っていた55aiaiさまの総勢5名で、京橋消防署向かいにあるこのお店へ。
 
 このお店のランチメニューの名物は「黒いカレー」、そして、ハヤシライスと魚介のピラフもある。名物だからといえ、5人いるのに全員が同じものを食べるのはいかがなものかと思い、特製ハヤシライスを注文。と思ったら、カレーが2人、ピラフが2人と分かれた。

 まずは、ルッコラとトマトのサラダが運ばれてきたのだが、このルッコラがものすごく濃厚で旨い。苦さを感じることなく、塩味が薄めのマヨネーズ的なソースとの相性もいい。
 
 そして、ハヤシライスが運ばれてきた。

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 大量の牛肉と大量のタマネギ。見た目からは脂っこいのではというイメージになりがちだが、そういった余分な部分が、ドミの旨みとタマネギの甘みにより上手に打ち消されて、濃厚な牛肉の旨みと脂身のコクだけが残る。そして、一番ベストな状態の組み合わせによる味が残る。このハヤシライスでは、A5の牛肉を使用しているとのことだが、クドさやしつこさは皆無である。

 また、写真には写ってないのだが、付け合せで出された、トマトとハチミツとレモンを合わせたペーストを乗せて食べると、ペーストの甘みがハヤシソースのコクに、もう一段階深い味の階層を作り出してくれる。一気に入れると、ソースの味が壊れてしまうぐらいに強いものの、少しずつ味の変化を与えてくれるアイテムとしては実に効果的。

 そんなボリュームあるハヤシライスを食べた後のデザートは、ティラミス風チーズクリームのアイス。

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 セミフレッド的なシャリシャリした食感の後に、クリームの濃厚な味わいが広がる。またチョコレートソースと絡めると、別の角度からの甘さとコクが、クリスプ部分を食べると本体の食感とのコントラストと甘さが広がる。ティラミス風とはいえ、これはいい意味で別モノである。

 ちなみに、静岡在住の書道家であるlencaさま、聞いた話では、この後でラーメン二郎に行ったとか行かないとか…

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2006年08月23日

京橋・栄一 焼鳥丼(1,050円)

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 ふと、焼鳥丼が食べたくなったので、伊勢廣に行くと見せかけて、同じ通りにあるこのお店へ。ただ、このサイトを見てなかったら、伊勢廣に入ったに違いないが…

 店内に入ると、焼き台の目の前にあるカウンターが空いていたので、速やかに着席。そして、焼鳥丼を注文すると、「20分ぐらいかかりますがよろしいですか?」と声をかけられた。

 とはいえ、焼き台の上に乗る串を見ると、もう一つのランチメニューである親子丼に切り替える気持ちは皆無になってしまう。ということで、キャベツとキュウリを食べながら待つことに。

 そして、注文後は職人さんの動きに夢中になってしまった。
 
 2つの焼き台を駆使して、一方ではモモ肉と砂肝を、もう一方ではレバー、つくね、そしてうずらの卵を焼いている。時に串をタレに漬け込んで、時に団扇で炭火の強さを操る。そんな一連の動きが真剣な眼差しの職人さんの手によって、目の前で繰り広げられる。

 気がつくと、既に15分以上経過。そして、鶏スープと共に焼鳥丼が運ばれてきた。

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 まず、モモから食べると、弾力の強さと共に噛むごとに旨みが広がる。タレの味も甘すぎず辛すぎずで、肉の味をしっかりと引き出している。

 ここに、甘くコクのある部位そのものの味と、焼く際にしっかり絡んだタレとのバランスが絶妙なレバー、心地よい食感が楽しい砂肝が加わり、個々の肉の味によって丼の中でコントラストが作られている。

 そして、つくねは、ふんわりした食感や脂だけではなく、肉そのものの味をしっかりと感じさせる作りになっており、うずらの卵には少しだけ塩が振られていることで、味がアクセントとして活きている。

 丼ものになると、どうしても、ご飯が先行して進んでしまうので、気がつくと、焼鳥丼→焼鳥ご飯→焼鳥という具合に、丼の中にはお肉だけが残ってしまう。ただ、それが楽しいのも事実である。

 ところで、このお店の割り箸袋には「小鳥焼」と書かれている。もしや…と思い、職人さんに聞いてみたところ、「スズメとかです。他にも仕入れのタイミングがよければ色々とやっています。」とのこと。夜になると、更に職人さんの技が冴えることは確実か。

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京橋に関する、これ以前の記事はこちら。

2004年05月24日 13:23 たつ屋 牛丼・並(230円)