2006年01月24日
銀座・スペインバル パエリア食べ放題ランチ(1,000円)
有楽町のガード下にある「鯖が旨い店」に行ったところ、店内に入るなり「売り切れ」と言われてしまったので、数寄屋通りに来たところ、以前はランチをやってなかったはずのスペインバルで、ランチの看板を見つけたので訪問。
ランチメニューは肉料理と魚料理のランチ、そしてパエリアの食べ放題と6種類のタパスのランチという4種類。ということで、パエリアを注文。
まずはパン、そしてコーンスープ、トマトとアンチョビのマリネが運ばれてきた。
コーンスープを一口飲んだら、なかなかの濃厚な味。そしてコーンスープらしからぬ辛さが口の中に広がる。唐辛子にも似たこの辛さは白胡椒によるものとのこと。ただ、この辛さだけが印象に残るものではなく、スープそのものの味も、大きめのクルトン(この大きさになると「パン」ではあるが)も印象的。
次に、マリネを食べるとこちらはアンチョビの塩味とニンニクの味が前面に出ており、その味をトマトが緩和させてオリーブオイルでまとめるという具合のもの。オイルそのものはあっさり型なので、濃いものを別の濃さでどうにかしようという感じではなかった。
ちなみに、このオイルはテーブルにも置いてあるので、
パンにつけて食べたりすることも、マリネに足すこともできる。
そして、メインのパエリアが運ばれてきた。
目が覚めるように、色鮮やかなパエリアは直径20センチぐらいのお皿に運ばれてくる。具は赤と緑のピーマン、グリンピース、トマト、ニンニク、イカ、アサリ、そしてエビ。一口食べると、米はやわらかめで見た目よりは薄味に感じるのだが。やはり食べ続けていると味が蓄積されてくるので、徐々に濃さを感じてくる。しかし、ここでトマトの酸味とニンニクの刺激が効果的なアクセントとなる。
一応、「食べ放題」となっているのだが、パンもスープもマリネも食べると、この一皿で十二分に満腹となる。
食後、コーヒー(紅茶も選べるのだが、「ティーバッグ入りっぱなし状態」が見えたので敬遠)とデザートが運ばれてきた。
クルミと干しぶどうとココナツのケーキである。一口食べるとクルミの食感がしっかりと感じられて、ココナツの独特のコクもスポンジに上手く絡んでいる。また、添えられているイチゴのジャムをつけて食べると、立ち上がりにいい具合の酸味が加わり、それが消えると同時にケーキのコクが広がるという流れができる。
パエリアはメニュー的に、なんとなく普段使いし辛そうな食べ物っぽいのだが、こういったお店でこの値段でサイドの量も充実していることを考えると、ひょっとしたら、カレー感覚で普段使いができるメニューとして、いろいろなアプローチができるメニューなのかもしれない。
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2006年01月06日
銀座・エスペロ 日替りランチ(1,000円)
「さて、今日は何にしたものか…」と考えた末、未食だったこのお店に。
日替りランチは、1の皿は5種類・2の皿も5種類から、そしてパンかライス、食後の飲み物を選ぶプリフィクスもの。1の皿からは「カキのクリームスープ」を、2の皿からは「若鶏の煮込みセージ風」、そしてパンとエスプレッソを注文。
店内がなかなか混雑していたのだが、意外なほどのスピードでパンとクリームスープが運ばれてきた。
パンは握りこぶし大のシャンピニオン。焼きたてではなかったのだが、ボリュームとしては十分。一方のカキのクリームスープは、一口飲むとクリームの味うんぬんというよりも、塩分が強めに感じた。これはカキの味が出たことによる味でもあるが、それにしても塩分が濃く感じた。
次に、若鶏の煮込みセージ風が運ばれてきた。
これは食べやすい塩加減で煮込まれており、鶏肉のクセもほとんど感じることがなかった。プルプルの皮がソースの味を吸っている一方、逆に鶏の味もソースに伝わっているというもの。また、マッシュルームの食感がいいアクセントになっており、このソースをちぎったシャンピニオンにつけて食べるといい具合。
ただ、同行いただいた人が選んだ、「スズキのコスタブラバ風・サフラン・白ワイン煮」。そもそも、何故この時期にスズキを出すのかが判らない(確かに、冬に獲れるスズキもあるが)。また、食べてみての味が、下処理感が皆無の生臭さ。せっかくのサフランソースの味も、スズキのクセによって殺されてしまっている。というより、スズキの不愉快な味しかしなかった。
そして、食後のドリンク。エスプレッソはいいのだが、紅茶は平気で「ブルックボンド」のティーバッグ。ティーバッグで出したものをポットに移し変えたものが出るのなら、まだ「マシ」なのだが、カップに入ったまま出てくる。こんなことなら、ドリンクは追加料金にして、しっかりとしたものを出して欲しい。
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さて、昨年の9月に行ったNYとトロントの旅行記が完成いたしました。賛否両論ある「ピータールーガー」のステーキや、トロントで食べた「もしかしたら、世界一旨いかもしれないホットドッグ」の記事等は、こちらのページの”Newyork→Toronto2005”からご覧ください。
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