物産展のランチ記事

2006年04月20日

銀座・第2回−GINZAの九州物産展 〜和多屋別荘 佐賀牛カレー〜(840円)

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 天候のせいか、あるいは二日目だからということなのか、妙に人の入りが落ち着いていた九州展にて。

 イートインをやっているお店としては、鮨、洋食、ちゃんぽんが今回の3本柱だったのだが、 ビストロはやけに客の入りが少なく、ちゃんぽんは去年既に経験済み。また、鮨も単価がべらぼうに高かったので、結局はカレーを食べることに。

 メニューは単純に一つだけなので、入り口のレジでお金を払って食券を渡して入場すると、 速やかに運ばれてくる。

  まずは一口食べると、やや強めのコクに始まり、次第に辛さが広がっていくという展開。 欧風に近い作りではあるのだが、食べているうちに辛さが主導という印象になる。

 牛肉は、やわらかい食感とある程度の味を感じるものの、いかんせんソース本体の味が、ある程度それだけで出来上がっているだけに、個人的にはあまり相性がいいとは思えなかった。

 また、食べ終わりに近づくと口の中に辛さが蓄積される中で、妙なパサパサ感が少し広がったというのが残念なところ。

 一ブッサニストとして覚えている限り、今回の物産展と前回の九州物産展では、それほど店舗の入れ替わりがないという印象があり、前回から一番安定した人気を持っていると感じたのが、「プリンどら」のお店。

 この店のような、スペースをそれほど取らずに物産展の軸となる店舗は、 「ありそうでない商品」という要素を持つことが、一番の近道ということを実感したと同時に、イートインの質によって、物産展全体に対するイメージがかなり決まってしまうということも感じた。

 消費速度が速い中で、新しい店を探すのは難しいことではあるが、やはり、3千円台の店がチラシのトップというのは…

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2006年02月06日

銀座松屋・「GINZAおいしい1週間」ラ・ベットラ・ダ・オチアイ スモークサーモン・エリンギ・ほうれん草と生クリームソーススパゲティ(1,260円) 

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 松屋銀座で今日まで開催されていた催事に、ベットラが出店していると知ったのが金曜日。ということで8Fの催事場に向かうと、ベットラのブースは通常のお店と同様に、名前と人数を紙に書き込んで順番待ち。その間にオレンジピールチョコやらあわまんじゅう等の買出し。

 そして、ようやく順番が来たので、席に座って速やかに注文。すると、フォカッチャが運ばれてきた。

 触ってみるとほんのり温かく、ちぎって食べる。少し固めの皮の味が、油によって若干後味強めになっていた。また、どうしても本店との比較論になってしまうのだが、オリーブオイルが置いてなかったのが大きい。

 そうしているうちに、パスタが運ばれてきた。

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 ソースをスプーンですくって口にすると、濃厚なソースの味が広がる。そして、パスタを食べると茹で加減はやはりアルデンテ。以前に食べたカラスミのパスタは、ものがものだけにカラスミの塩味をパスタに乗せてダイレクトに食べるという感じだったのだが、こちらはソースがスープ状態になっているので、スープを味わいつつ、それをまとったパスタの味が、丸くじんわり膨らむという具合。

 また、スモークサーモンの塩味とエリンギの食感が、ソースとパスタの味に与える影響も大きいが、やはり、ほうれん草のしゃりしゃりした食感が一番存在感を出している。

 食べ終わってブースから出ると、入口横に落合シェフの直筆サイン入り、「S&B予約でいっぱいの店シリーズ」のパスタソースが置いてあったのだが、箱の色によってサインのペイントマーカーの色を分けているのが、ある意味すごい。

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2006年01月18日

新宿・京王百貨店 氏家かきめし(950円)

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 前日の夜に、京王百貨店で開催中の「第41回・元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」にて購入。当初は「大間まぐろづけ炙り丼」や「ながさき鯨カツ弁当」を購入しようと思っていたのだが、会場にてチラシを見るとこれらは数量限定もの。

 前者は現地から輸送される度に売られるというもので、後者は各日の予定数量が800個というもの。到着が19時という時間だったので、前者が売り切れるのは仕方がないが、まさか後者が売り切れるとは思わなかった。

 同じような考えのエキベニスト(駅弁な人・造語)も多くいたようで、この時間に売っている駅弁は、いかめしや釜飯といった定番ものがほとんどで、摩周の豚丼といったちょっとしたレアものは少ししか残ってなかった。帰りに立ち寄って夕食として食べたい人間だって多くいるので、そこのところを京王はもう少し考えて欲しい。

 で、そんな中で見つけたのが、まるでカキタベのために売られていたかのような、北海道は厚岸駅名産の「氏家かきめし」。ということで、翌日の昼食はこれとなった。

 フタを開けると、約5センチの煮カキが3個、それに同じタレで煮こまれたアサリ、つぶ貝としいたけ、そして漬物が付く。

 カキ本体は佃煮のごとくじっくりと煮込まれており、噛むと最初に煮汁の濃厚な味を感じ、次第にカキの旨みと融合していくというもの。ヒダ部分のほうがこの煮汁を吸っており、これがワタ部分になると苦味と独特な濃度を持つワタの味が主となり、そこに煮汁の味付けが加わるという流れになる。

 また、ご飯も適度な濃さの味つけとなっており、おかずなしでも食べられるので、佃煮とご飯という具合か。そして、ご飯の上に乗せられたひじきとノリの香りが合う。

 同じように煮込まれたアサリやつぶ貝とカキを食べ比べてみると、つぶ貝は適度な味付けに感じる程度の濃厚さとなり、アサリは多少カキと近い味のベクトルとなる。とはいえ、やはりカキが単体にもかかわらず、様々な味を持っている貝であることを改めて感じさせてくれる。

 …と、色々この駅弁について調べてみると、実は駅弁大会用と現地で売っているものとでは、かなりの味の差があるとのこと。現地ではカキが4個だったり、ご飯がしっかりとカキの煮汁で炊かれているので、ふたを開けた瞬間のカキの香りが半端じゃないとのこと。

 うーん…カキタベニストでありエキベニストのはしくれとして、現地モードの味を口にしてみたいものである。

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2005年11月02日

銀座・松屋銀座 「第2回GINZAの北海道展」〜【函館】幸寿司 帆立のおこげ(5個入り630円)〜

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 「東京中のブッサニスト(造語)が集結しているのでは?」と思えてしまうぐらいに、会場は人、人、そして人。自分が見た中での会場一番人気は、チラシのトップに来ていた「札幌さえら・たらばがにサンド」で、ある方から聞いた話によると90分待ちだったとのこと。

 さて、この帆立のおこげは「シャリの中に帆立(貝柱がほぐしてある)とホワイトソースを混ぜ、バターで焼いた寿司」というもの。既にパッケージ化された冷凍保存可能なものと、会場で焼いているものとがあり、出来立てを食べるには少しばかり時間がかかる。

 実物は、一つが3cm×5cmの大きさで、最初から香ばしいホタテとバター感を強く感じさせる味。ホワイトソースの部分(とはいえ、中にとろっとしたソースが入っているわけではない)に舌が触れると、一気に洋食感が強くなる。

 ただ、とにかくバター感が強いので、これはかなり好き嫌いがはっきりする味。

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銀座・松屋銀座 「第2回GINZAの北海道展」〜【美唄】福よし 美唄もつ串、若鶏ももねぎ、豚串、つくね(各1本・126円)〜

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 帆立のおこげを購入した後で購入したのがこの串もの類。ちなみに一番人気はつくねで、自分が買ったときは最後の1本だった。全般に言えることなのだが、既に焼かれた串類がお皿の上で陳列されていたので、焼きたての温かいものが買えるわけではない。

 焼き時間とのラグもあり、モツ串は塩味が少し強めであるのだが、噛むとじんわりと各部位の力強い味を感じる。また、各部位の刺し配列に工夫を凝らしてあるのも印象的。

 若鶏ももねぎは、冷めていても弾力が保たれている素敵な食感。そして、食感の次に来る肉の味とネギのバランスもいい。

 豚串は、バラ肉で冷めていたということもあり、ネギの味のほうが強く感じた。ただ、これも噛んでいるうちに「いい意味でのらしさ」を感じることができる。

 つくねはかなりのボリューム感。さすが、最後の一本だけあって一番見た目と味が一致する串である。じんわり膨らむ旨さがつくねにあるとするならば、他の串は鋭さが利いた味という具合。
 
 ちなみに、串物4種は4本買うと1本サービスしてくれる。

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