2006年10月24日
新橋・カリカル新日石ビル店 インドカレー(カツ付き・930円)
「カレーは薬膳食です」と謳っていることで御馴染み、新橋駅にあるカリカルの新日石ビル店へ。
ここは自販機で買う食券制となっているのだが、ハヤシライスやチキンカレー、インドカレーといったメニューが書かれたボタンが無数にあった中で、押したボタンはインドカレーのカツ付きというもの。
店内に入り、長方形のようで実は台形になっているテーブル席に着き、食券をおねえさまに渡して待つこと5分、広く敷き詰められたライスとカツが乗ったお皿、そしてソースが入ったポットが運ばれてきた。
ポットの中に入っているのは、チキン、ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、そしてマッシュルーム。これらが、たっぷり入ったスープ系のカレーである。ちなみに、ここのカレーは、新橋駅の本店で作っているものを、こちらに持って来ている模様。
さて、その辛さはやわらかく、そしてじんわりと広がるものではなく、立ち上がりが早く、口の中での広がりも早い、スピード感に溢れたもの。とはいえ、単純に辛いだけではなく、スープとしてもしっかりとしたコクと、たっぷりのスパイスによる味によって楽しませてくれる。
具については、マッシュルームの食感が量もあって一番前に出ているのだが、ジャガイモのクシャクシャとした独特な食感が印象的。また、チキンもパサツキがなく、噛むとしっかりと味が広がる。
こんなカレーと交互に食べるカツは、やや小さめのトンカツ。カレーがスピード感を持った味なのに対して、こちらはあくまでもボリューム役なので、いわゆる小麦粉がしっかり入ったカレーとの組み合わせとは違って、一体感ではなく対照的な個々の味を楽しむという位置づけ。
とはいえ、一体感を得るとどんな味になるのかも気になるところ。そこで、ポットの中にカツを入れて、しばらく置いてから食べると、衣にしっかりとカレーソースが染み渡り、ガブっと食べると、ソースと肉の味が一緒に広がる。カツのクセが抜けることもあって、個人的にはこの食べ方が、このカレーを一番楽しめるのではと思った。
食後、しばらく身体が温まったままだったのだが、これこそがこのお店のコンセプト。ちなみに、同じようにコンセプトを体感された方がこちらにも。
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2006年09月07日
新橋・キッチン岡田 サービス定食(800円)
新橋駅を出て、ニュー新橋ビルを右側に見ながら、愛宕山方面に続く道を進むと、とある雑居ビルにこんな洋食屋さんがある。ビルの入口には「キッチン岡田」の看板が出ているのだが、どことなく秘密結社的なオーラも漂うお店なので、なんとなく入りづらかったのも事実である。
しかしこの日、店の入口に貼られていたメニューに…
メニューの右側に…
カキフライの文字を発見! ということで、速やかに店内へ。
記事の編集 takapu : 21:58 | コメント (8) | トラックバック (0)
2006年08月22日
新橋・Bois Vert(ボワヴェール) オクラとマグロと温泉卵のペペロンチーノ(900円)
仕事の関係で5月に青森に行って以来、青森県産の食材が持つ味の魅力にすっかりはまってしまい、
今では青森県の特産品や、地元でしか食べられない料理等を紹介している、「まるごと青森」というブログを毎日チェックしている。
その中に「都内で青森産の食材を使ったレストラン」、として紹介されていたのが今日のお店。ここ最近は、オーナーが変わったりといったこともあるのが、今月になってリニューアルオープンをを行ったということで、訪問することに。
フレンチベースで青森県の食材をアレンジしている、この店のランチメニューは週替わりで5種類。ということで、「一番、青森県の素材を使っているメニューが食べたい」とリクエストしたところ、日替わりのパスタの中からこのメニューの推薦を受けたので、ランチセットとして、サラダかスープの二択からスープを、デザートかコーヒー・紅茶の二択からデザートを選択して注文。
店内には、なかなかの数のお客さんがいたので、少し出てくるのが遅くなるかもと思っているうちに、早速スープが運ばれてきた。とは言っても、実際には「ミソスープ」である。
このミソスープ、魚ダシがものすごく効いており、そこに金目鯛とおぼしき魚の身と大根、そして油揚げが入っている。パスタを注文したにもかかわらず、ご飯が欲しくなってしまう味である。
そして、パスタが運ばれてきた。
※画像にカーソルを合わせてください。
なぜ、このパスタが青森県の素材を一番使っているものなのか?という話を、店員さんに聞いたところ、なんと、このマグロは大間のマグロ! なんでも、リニューアル記念で、キロうん万円だというものを手に入れたとのことで、こんな形で贅沢に使っているとのこと。
さっそく、スープから口にすると、じんわりとニンニクが効いた味わい。もちろん、このニンニクは青森の田子にんにく。そして、パスタとオクラ、そしてマグロをまとめて口にすると、酸味が効いたマグロの赤身が作る味と、オクラのネバネバ感の組み合わせが何とも言えない。また、スープの熱によって、マグロに火が通るので、刺身の味に加えてタタキ的な味も口にすることができる。
そして、温泉卵を崩すと、黄身の濃厚な味と白身のちゅるっとした食感が加わることで、更に味の幅が広がる。とはいえ、この味の土台となっているのは、しっかりした味わいのスープ。なので、卵で濃厚になったスープは自然と飲み干すこととなる。
大量の汗が出る中で余韻に浸っていると、デザートが運ばれてきた。
このタルトも、しっとりした食感と土台が持つ強い甘みが、しっかりと組み合わさっているのが印象的。
夜には、青森県が誇る銘柄鶏であるシャモロックのアラ煮や、陸奥湾の姫ホタテのかき揚げ等、本気モードで青森県の食材を提供してくれるこのお店。ちなみに、店名の意味は「青い森」である。
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2006年07月25日
新橋・A.te ひしこイワシ、長ネギ、ハスと青唐辛子のスパゲティ(1,000円)
久しぶりに、A.teへ。ランチメニューのうち、ドライカレーは以前に食べていたので、2種類のスパゲティから、味の想像がつかなかったこの一品を、スープとサラダのセットで注文。
今回、サラダのドレッシングはフレンチにしてもらったので、野菜そのものの味を食べるという意味では、役割を果たしているのだが、個人的には、シーザードレッシングで食べたときの印象が強い。
一方、スープはヴィシソワーズ。口に入れると、じんわりと膨らむ甘くまろやかな味に、黒胡椒のスピード感と香ばしさのある辛さが刺激となって、口に重さを感じさせない作りとなっている。
そして、パスタが運ばれてきた。
細かくほぐされたひしこイワシの味が、いぶし銀のように苦さと同時に旨さを出している。ここに、ハスのシャキシャキした食感と、ネギのさっぱりした味が加わる。そして、青唐辛子の辛さがズンと口の中に広がり、それが持続する。
パスタの茹で加減としては、アルデンテからほんのわずかに芯をやわらかくしたような具合。この辺りは、個人差もあるのだが、この一品で一番旨かったのが、イワシの旨みがしっかり染み出たスープだったのが、妙に印象的だった。
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2006年06月12日
新橋・ROZI ネリウニとムキ海老のスパゲッティーニ(900円)
新規開拓として向かった第一希望のお店が、夜しか営業していないことが判明し、第二希望のお店がなぜか臨時休業。ということで、なんとなく入ったのがこのお店。
ここのランチメニューはパスタが3種類と、数量限定のちょっといいパスタが1種類。これに、ミニサラダと1ピースピッツァが着いている。で、今日のちょっといいパスタメニューに、あまり惹かれるものがなく、注文したのがネリウニとムキ海老のスパゲッティーニ。
まず、運ばれてきたミニサラダと1ピースピッツアは、ミニサラダは本当に普通のサラダという感じのもの。一方、ピッツァは、ナポリピザでチーズと先っちょにエビにタラコをまぶした、タラモサラダっぽい味付けの具が乗っている。
生地は弾力のあるモチモチ食感なのだが、チーズが同じようなモチモチ食感だったのと、タラモサラダ風のエビがあまりに少なかったので、個人的には、妙なところで一体感があるものの、具の味と生地との一体感が欲しかった。
そして、パスタが運ばれてきた。
一口食べて思ったのが「玉ねぎはいらない」ということ。やや大きめに切られた玉ねぎの甘さと酸味が、ウニの味をストレートなものから、打ち消してしまっており、味が膨らまずにゴールとなる味がぼやけてしまう。また、そもそものウニ自体が瓶のものなのだろうか、特有のアルコールっぽさが前に出てきてしまい、まろやかになっていることがマイナスになってしまっている。
やはり、お昼の事前予習は重要であると改めて感じてしまったのだが、そもそもメニューにおけるカタカナの使い方について(記事のタイトルは、メニューに書かれていたままの名前)、もう少し旨そうに見せる方法があるのではないだろうかと思った。
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