赤坂のランチ記事

2006年11月08日

赤坂・我が家の味 しゅう たまて箱御前+茶碗蒸し(1,155円) 

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 赤坂のアラボンヌーに、水曜限定のシュークリームを買いに行った流れで、このお店のことを思い出し、貼り紙に書かれたラインナップが魅力的だったこともあって、速やかに店内へ。

 昼のメニューはこれ一つなので、茶碗蒸し付きにて注文。で、5分もしないうちに二段重ねのお重と、ご飯、味噌汁、そして茶碗蒸しが運ばれてきた。

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 まずは、茶碗蒸しから食べる。ダシの旨みと卵の甘みが融合した味には、たっぷり入ったエノキの食感と、鶏肉と共に現れる里芋がアクセントとなっている。

 そして、約11センチの正方形6つに入った、生物、焼物、煮物、揚物、そしてサラダを食べる。

 ほっけ焼きにはガリが添えられており、ホッケの脂をさっぱりと感じさせつつ、コントラストをも生み出している。目鯛の刺身も、モチモチした食感から広がるのは、しっかりした甘み。

 天麩羅はブロッコリー、ナス、そしてかぼちゃ。ブロッコリーの天麩羅からは軽さを、ナスからはボリュームを、そしてカボチャからは期待通りのホクホク感を得ることができる。

 そして、よせ豆腐のあんかけは、あんかけの濃厚な味と豆腐のいい意味での淡白さが、印象的な組み合わせ。一緒にじっくり煮込んで、あんかけ的にするのもいいのだが、これは豚バラの味がかなり前に出ているので、強さをやわらげる役割をも果たしている。

 おかずを食べてサラダを食べてという中で、目の前のおかずが一つずつなくなっていくのは寂しいのだが、最後のコーヒーゼリーもしっかりと作られているので、逆に言うと、ゼリーまであと○品と考えることが、実は魅力の一つになっているのかもしれない。

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2006年10月17日

赤坂・L'arcobaleno Pranzo B(3,000円)

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 久しぶりにアルコバレーノへ。普段は“Pranzo A”という、サラダ・スープ、パン、メイン、ドリンクがセットになったものを注文しているのだが、今日は妙にテンションが高かったので、お昼のフルコースであるPranzo Bを注文。最初に運ばれてきたのはこの2品。

・自家製3種類のパンとフォアグラのブリュレ仕立て
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 手前のフォアグラは、この状態で運ばれてきたものではなく、フォアグラのムースが入ったカップが運ばれてきたところに、砂糖が注がれて…

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 という具合に、目の前で火をつけて出来上がりまでを見ることができた。この熱によってクリーム状になったフォアグラのムースと、固く香ばしい苦味をかもし出す砂糖が一体になり、濃厚な味わいとなる。また、カップの下部には熱が通ってないので、ムースとしての味わいと、クリームとしての味わいの二種類を堪能することができる。

・前菜3種
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 前菜は、甲イカとホッキ貝のマリネ、そして手前が「鯖のカルピオーネ」というもの。マリネはニンニクとオイルのコク、そしてパセリの苦味が、個々の素材が持つ甘みと一体になって、そこにピンクペッパーの鮮烈な刺激が加わるという、さわやかかつ濃厚な味。特に、ホッキ貝のワタの味わいとオイルがコントラストになっていたのが印象的。

 一方の鯖のカルピオーネは、揚げた鯖と野菜をワインビネガーに漬け込んだ、いわば南蛮漬けのようなもの。ワインビネガーをぎゅっと吸い込んだ鯖と衣が作る、酸味と一体になった旨みが口の中に広がる。また、タマネギやニンジンもその食感と甘さが、鯖の味とコントラストを作っている。

・さんまのトマトソース シチリア風
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 トマトの甘さと酸味、そこにサンマのほろ苦くも力強い味。そしてタマネギの甘さが加わることで、濃厚かつ立体的な味になっている。また、パスタは手打ちの「キタラ」というものを使っているのだが、ここのお店では、

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 こんな道具の上に手打ちのパスタ生地を乗せて、金属の下に落として作っている。クミクミした食感のパスタなので、濃厚なソースに負けないバランスとなっており、噛めば噛むほどにソースと粉の味が一体になる。また、アクセントとして入っている松の実とパセリが、ソースに変化を与えてれるのも印象的。

・青森産バルバリ鴨と野菜のロースト クランベリーソース添え
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 メインはひ弱な食感ではなく、これぞ力強さといわんばかりの食感を持つ鴨。そこから溢れてくるのは、旨みに満ちた肉汁のみ。脂が豊富な肉もいいのだが、やはり本来の旨みというのは、脂ではなく赤身からのエキスではと思っている身なので、非常にうれしい限り。また、クランベリーソースとの相性も、酸味と肉の旨みのバランスが取れており、ナイフとフォークが止まらない。

 そして、イタリアから直送されたカブや、大ぶりのナス、ネギもしっかり旨みを引き出されており、その甘さや食感が肉の味を引き立てつつも、個々の味としてもしっかりと主張しているのが印象的。

・いちじくのコンポートとバニラアイス
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 食後のデザートは、紀州のイチジクを使ったコンポートと、自家製のバニラアイス。前者は、赤ワイン煮のように、こってりと赤ワインエキスを吸ったものではなく、イチジクの濃厚な旨みを、いかにしてワインの酸味が引き立てるかという味になっており、もう一方のバニラアイスが濃厚なので、お皿の中でコントラストがしっかりと成立している。

 このお店、開店して約2年なのだが、改めてかなりの伸びしろを感じたコースであった。

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2006年09月01日

赤坂・オステルリースズキ 北海道産子羊のナヴァラン

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 どんなに自分のテンションが低いときでも、そのお店の食べ物を食べると必ず元気になれるというお店が、自分にも数店ある。で、オステルリースズキもその一つ。

 そのオステルリースズキの方が書いているブログに、「子羊のナヴァラン」というメニューが書かれていた。ナヴァランとは、羊と野菜をじっくり煮込んだ料理であるが、羊の食べ方としかジンギスカン的に焼いたものの経験しか浮かばない自分は、これを読んでいるうちに、どうしても食べたくなってしまったのである。

続きはこちらです。

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2006年08月03日

赤坂・L'arcobaleno サフランの焼きリゾットとパンナコッタ(1,000+100円)

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 久しぶりにアルコバレーノへ。定番のパンとオリーブオイルの組み合わせと、カボチャのポタージュとサラダの味を楽しんだ後で、リゾットが運ばれてきた。

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 焼けたチーズの香りを感じつつ一口食べると、しっかりと芯を残したサフランライスの食感と、ベシャメルやチーズのコクが組み合わさった味。ただ、他の具が入っていない組み合わせなので、個人的には野菜の具(ケチャップがあまり機能してないのでトマトか、食感と別角度のボリュームを加える意味でナスか)を入れることで、更に味の幅が広がるのではと思った。

 で、今回は初めてデザートとしてパンナコッタを注文。

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 大きさとしては、それほどのものではないのだが、一口食べると、これがものすごく濃厚に仕上がっている。食感もプリン的にプルプルしたものではなく、生クリームの強さを生かしたしっとりしたものになっている。また、上にかけられたカラメルも、苦味の強さで本体の甘みの強さを上手く引き出している。

 互いが中途半端な存在感で留まっておらず、しっかりとした強い味と強い味の組み合わせになっていることが、大きさ以上の食べ応えと満足感を生み出している。これは、次回以降も注文したいところである。

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2006年07月22日

赤坂・まるしげ夢葉家 宴会コース(4,500円)

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 このブログはランチ日記ですが、今日はランチネタではありません。

 前日に、下戸と「下戸をやさしく見守ってくれる上戸」が居酒屋に集まって、下戸の集まり“Team Geko”(チーム下戸)を結成。みんながみんな最初の注文でウーロン茶を注文した怒涛のイベントは、こちらこちらこちらにて。

 また、このページの親ページ内にある“foodreview”でも紹介しております。ぜひ、ご覧ください。

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 記事の編集 takapu : 18:09 | コメント (14) | トラックバック (2)

赤坂に関する、これ以前の記事はこちら。

2004年01月27日 16:41 弥市 焼魚定食(1,000円)