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2006年03月03日

赤坂・東京カレー名店会 カレーコンボ(チャパティ付・1,500円)

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 「東京カレー名店会」というのは、神田須田町にある「トプカ」というお店の店主が発起人となり、東京都内にある5つのカレーの名店が一同に集ってカレーを出すというイベント。色々な会場でこのコラボレーションによるカレーが提供されているのだが、今回の会場となったのは、1月31日を持って一時閉店となってしまった赤坂のデリー。ちなみに赤坂デリーは来年、六本木の東京ミッドタウンに移転して開店予定。

 さて、このイベントのメニューは5店のメニューを一度に食べられるカレーコンボと、個々のお店のカレーを普通のポーションで食べるというメニューだけ。とはいえ、注文したのは当然カレーコンボ。

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 左下から時計回りで、「本郷プティフ」のコーロカレー、「ガヴィアル」のチキンカレー、「トプカ」のポークカリー、「エチオピア」のチキンカリー、そして「デリー」のバターチキン。

 コーロカレーは、欧風カレーらしくスパイシーな味よりもコクを感じる味で、特に、そのコクが甘さとなって感じるのが特徴的。コーロ(豚肉)の味もカレーソースの味を吸いつつ、噛めば肉汁もしっかりと出てくる。

 チキンカレーは、こちらも欧風カレーなのでコクを感じる。甘さとして感じる味はコーロカレーよりは弱く、逆にスパイス感はこちらのほうが強め。チキンもスプーンでしっかりと切ることができ、噛むとほっこりした食感と、ジューシーな味が広がる。

 ポークカレーはうって変わって印度カレー。色からして辛そうなカレーなのだが、一口食べると欧風カレーを続けて食べた舌にはかなり刺激的で、辛さが一気に広がる。そして、辛さが鼻に回った後はのどに付着して咳き込む。豚肉の弾力もコーロカレーとは違ったもので、スパイスに乗った味という具合になっている。

 チキンカリー(エチオピア)は、以前に三越のテイクアウトでビーフカレーを食べたのだが、そのときに感じた「クローブによるカレー」という印象ではなく、今回は食べやすさをも感じさせる印象。とはいえ、スパイス感自体はかなり強め。ただ、鶏肉はカヴィアルのと比べると作り方によるものなのだろうか、ややパサつき感あり。

 バターチキンはバターのコクが前面に出ており、その後すっきりした味も広がる。辛さでもなければ甘さでもないこの味は、5種類の中では真ん中という位置づけなのかもしれない。

 と、5種類食べていると、どうしてもライスがなくなってしまったり、チャパティもなくなってしまったので、カレーソースだけ飲むことになるのだが、バターチキン→コーロカレーという順に食べると、スパイス感がぜんぜん違うものとなる。口の中に残るスパイスが変わるので、「○○に比べて△△は」という流れが、前半とまったく変わるからである。

 この5種類を一度に食べられるメリットは、デリーの社長が言う「デリーのファンは心からカレーを愛している。そんな方々に、もっと色々なカレーがあることを知っていただきたい」というものに他ならず、そして今回の食べ比べによって得られた経験値は、相当に大きなものである。

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カテゴリー : [ カレー|赤坂|ひるベスト ]  記事の編集 takapu : 2006年03月03日 22:43

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