フランス料理のランチ記事

2006年10月11日

銀座・ad lib Aランチ(1,155円)

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 マノアール・ダスティンの地下にある、カジュアルラインのお店。1Fのランチは2,800円からとなっているのだが、こちらは1,100円からランチを楽しむことができる。

 Aランチにはハンバーグ、パスタ、そしてコロッケサンドがあり、ハンバーグは以前に経験済みだったので、無難にパスタを注文。で、待つこと10分程度。まずは、西洋野菜のマリネ・ギリシャ風が運ばれてきた。

 トマト、ブロッコリー、カリフラワー、ズッキーニ…といった具合に、色々な野菜が透明な器に彩られている。酸味が効いたオイルを、しっかり吸い込んだ野菜があれば、馴染む程度に絡むことで、野菜本来の旨みをしっかりと感じさせるものもある。もちろん、食感も多種多彩。なので、飽きることなく食が進む。ただ、コーンの味だけがこの皿に馴染んでなかったのが残念。

 そして、パスタが運ばれてきた。

ウコン風味の手打ちパスタ・ボローニャ風
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 モチモチとした弾力に満ちた幅広のパスタと、牛肉の力強さが前にでた濃厚なソースとの相性がよく、ここに入っているキノコの食感が、パスタの食感と馴染みつつも個性を出している。また、ウコン風味とあるが、クセの強さを感じさせるものではなく、ソースの味とある種のコントラストになっている。

 ということで、この皿も早いペースで食べ終えてしまったのだが、実はAランチはこの2品で終わり。せめて飲み物でもセットでついてくると、コストパフォーマンスの観点からはありがたいのだが…

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2006年09月27日

銀座・ぺるしぃ シェフのお任せコース

 ひるどきは「ひるやすみ」ということで、夏休み中です。ということで、いつもは“foodreview”という、めったに人目につかないコーナーで書いている、ディナー版・ひるどきの記事を書かせていただきます。

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 「東京のむのむ」の、のむのむさんからお誘いをいただいて、以前から夜の部で行きたかった「ぺるしぃ」へ、のむのむさんのランチメイトである「のむたべる」さん(仮名)と、「あなさんの美しい日々」の、あなさんと4人で向かう。

 元々、美味しいランチを提供してくれるお店なので、夜になるとどのようにパワーアップするのか、以前から気になっていたこともあり、店内に入るまでの時点で、既に期待が胸いっぱいに満ちていた。

 さて、ここのディナーメニューは、「シェフのおすすめ5皿」というおつまみ的なコースと、「シェフのお任せコース」というがっつりムードなコースの2種類、そしてアラカルトで構成されている。そして、コース2種で悩んだ末に、お任せコースを注文した。

続きはこちらです。

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2006年09月01日

赤坂・オステルリースズキ 北海道産子羊のナヴァラン

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 どんなに自分のテンションが低いときでも、そのお店の食べ物を食べると必ず元気になれるというお店が、自分にも数店ある。で、オステルリースズキもその一つ。

 そのオステルリースズキの方が書いているブログに、「子羊のナヴァラン」というメニューが書かれていた。ナヴァランとは、羊と野菜をじっくり煮込んだ料理であるが、羊の食べ方としかジンギスカン的に焼いたものの経験しか浮かばない自分は、これを読んでいるうちに、どうしても食べたくなってしまったのである。

続きはこちらです。

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2006年04月27日

銀座・レ シャンソン バゲットとサラダとスープのバイキング(900円)

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 銀座メルキュールホテルの2Fにあるビストロ。このホテルのメインダイニングでもある。ここのランチメニューは、しっかりしたコースもあるのだが、ほとんどの人が選んでいるのがバイキング。

 フランスから直送のバゲット、サラダ、そしてスープを、バイキングスタイルで食べるという基本形があり、ここにパスタやリゾット、肉料理、魚料理を組み合わせるというもの。ほとんどのお客さんがパスタを組み合わせたメニューを食べていたが、あえて何も組み合わせずに、基本形だけを注文した。

 注文後はバイキングスペースに向かう。流れとしては、まず2種類のバゲットが置いてあるところに行き、サービスの方が切るバゲットを自分のお皿に盛る。次に、サラダはベースとなるレタス、大根と水菜とハーブチキンのサラダがあり、これをお皿に盛った流れで、隣にあるトマトやニンジン等の10種類以上の野菜を更に盛る。

 そして、スープのコーナーに流れるのだが、この時点では器の中身は空だった。

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 バゲットは2種類あるのだが、手前に写っているものが皮がパリパリで味も濃厚。備え付けのバターやマーガリンが不要なぐらいに旨いのに対して、奥のは色のイメージと異なって、バゲット単独ではあまり味を持ってない。

 一方のサラダについては、かぼちゃのペーストが印象に残った程度、あとは取り立てて印象に残ったものがなかった。また、食べている途中にコーナーに運ばれてきたスープは、ミネストローネだったのだが、これも「野菜のスープですね」的なもの。

 逆に言うと、それだけバゲットが旨かったということではあるのだが、じゃぁ、この基本形にあと300円出して、パスタのセットで食べるかと言われると…

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2006年02月09日

赤坂・オステルリースズキ アンコウの骨ごとロースト・牡蠣のソース(1,575円)

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 カキタベ!をやっていて気が付いたのが、「カキが盛んなフランス料理の記事がない」ということ。で、漠然と前日の深夜にオステルリースズキのブログで、クイックランチのメニューを見ていたら、「牡蠣のソース」という文字を発見。ということで必然的にこの店へ。

 注文して待っていると、豪快な姿がこちらに近づいてきた。そして、お皿に目を向けると、なんと丸ごと一匹分、約20センチのアンコウが乗っている。

 日本でアンコウと言えば、大きくてつるし切りというものが主流だが、フランスではこのサイズのほうがが主流とのこと。ちなみに、アンコウには「キアンコウ」と「アンコウ」があり、いわゆるアンコウとしてよく見るのは前者。現地で“Lotte”という呼ばれ方をしている今日のアンコウも前者。

 ナイフを骨に沿って入れて身を外して、まずはソースに絡めないで一口食べると、淡白でプリプリした食感のアンコウが、徐々に口の中で濃厚な味に変わり、脂も広がる。これに、広島産の牡蠣を使ったカキソースを絡めて食べると、最初は濃厚なカキの味が主導なのだが、それが段々とカキソースの土台の上で、アンコウが色々な変化をしていくという具合。

 この組み合わせにアクセントを加えているのが、上に乗った細く切られたフライドポテト。軽い食感と適度な重さをもったこのポテトが、ソースを吸収してしんなりしたときの味が印象的。

 また、フレンチでありながらも横に盛られたリゾットの味は、甲殻類のだし汁が前面に出ており、これだけでも旨いのだが、これにカキのソースが絡むと二通りのコクを楽しむことができる。

 添えられたキャベツとスナックエンドウも相変わらず甘みをもった味で、ソースの濃さをいいぐらいにやわらかくしてくれる。

 そして、食後のデザートはパッションフルーツのソルベ、グレープフルーツのジュレ・ヨーグルトソースがけ、そしてシュークリーム。

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 パッションフルーツのソルベは、とにかく果物そのもの。甘酸っぱさが全て濃縮されている味。グレープフルーツのジュレも、妙に甘くすることなくストレートに果物の味を活かした作り。そして、シュークリームは皮が驚くほどサクサクしており、これにクリームが染み込むというよりは、クリームはクリームで、皮は皮で一本立ちしているものが、組み合わさって更に旨くなるという具合。

 カキソースを食べて、カキは固形でもソースでも主役たる素材であることを、改めて実感。骨までしゃぶってしまったアンコウが、「丸ごと一匹食べた」というエピソードを含めてメインではあるのだが、カキあってのアンコウというのも事実なのだ。

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