« 新橋・Bois Vert(ボワヴェール) オクラとマグロと温泉卵のペペロンチーノ(900円) | メイン | 報告です。 »

2006年08月23日

京橋・栄一 焼鳥丼(1,050円)

06-08-23-2.JPG

 ふと、焼鳥丼が食べたくなったので、伊勢廣に行くと見せかけて、同じ通りにあるこのお店へ。ただ、このサイトを見てなかったら、伊勢廣に入ったに違いないが…

 店内に入ると、焼き台の目の前にあるカウンターが空いていたので、速やかに着席。そして、焼鳥丼を注文すると、「20分ぐらいかかりますがよろしいですか?」と声をかけられた。

 とはいえ、焼き台の上に乗る串を見ると、もう一つのランチメニューである親子丼に切り替える気持ちは皆無になってしまう。ということで、キャベツとキュウリを食べながら待つことに。

 そして、注文後は職人さんの動きに夢中になってしまった。
 
 2つの焼き台を駆使して、一方ではモモ肉と砂肝を、もう一方ではレバー、つくね、そしてうずらの卵を焼いている。時に串をタレに漬け込んで、時に団扇で炭火の強さを操る。そんな一連の動きが真剣な眼差しの職人さんの手によって、目の前で繰り広げられる。

 気がつくと、既に15分以上経過。そして、鶏スープと共に焼鳥丼が運ばれてきた。

06-08-23.JPG

 まず、モモから食べると、弾力の強さと共に噛むごとに旨みが広がる。タレの味も甘すぎず辛すぎずで、肉の味をしっかりと引き出している。

 ここに、甘くコクのある部位そのものの味と、焼く際にしっかり絡んだタレとのバランスが絶妙なレバー、心地よい食感が楽しい砂肝が加わり、個々の肉の味によって丼の中でコントラストが作られている。

 そして、つくねは、ふんわりした食感や脂だけではなく、肉そのものの味をしっかりと感じさせる作りになっており、うずらの卵には少しだけ塩が振られていることで、味がアクセントとして活きている。

 丼ものになると、どうしても、ご飯が先行して進んでしまうので、気がつくと、焼鳥丼→焼鳥ご飯→焼鳥という具合に、丼の中にはお肉だけが残ってしまう。ただ、それが楽しいのも事実である。

 ところで、このお店の割り箸袋には「小鳥焼」と書かれている。もしや…と思い、職人さんに聞いてみたところ、「スズメとかです。他にも仕入れのタイミングがよければ色々とやっています。」とのこと。夜になると、更に職人さんの技が冴えることは確実か。

-------------- 

 いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。ご支援がてらに人気blogランキングも、ぜひご覧ください。

カテゴリー : [ 和食|ひるベター|京橋 ]  記事の編集 takapu : 2006年08月23日 22:28

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://takapu0214.main.jp/mov/mt-tb.cgi/1016

このリストは、次のエントリーを参照しています: 京橋・栄一 焼鳥丼(1,050円):

» 美味〓っ!焼鳥丼@栄一 from ちょっとだけDiary
昨日に続き、今日も鶏なんですが。 『この辺りのランチでは、オススメはここ!』と噂に聞いていた栄一。 『今日行く?』とのお誘いに、『行く行くっ!』。 4名以上だと予約が出来るらしく、予約をしてもらい総勢5名で行って来ました。 なんと、個室のお座敷です。 ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年08月25日 08:23

» 「焼鳥 栄一で焼鳥丼ランチ」 from じぶん日記
京橋の「焼鳥・小鳥焼 栄一」さんでランチです。 ランチは焼鳥丼と親子丼のみで、お店に入るとすぐにどちらか聞かれます。 中では親子を作る人と焼きの人に分かれています。それをまとめる仕切りの女性がちゃきちゃきととても気持ちよいです。 お店は地下と2階もあ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年08月25日 09:32

» 榮一の焼鳥丼 from 一陽来復来福LIFE
京橋には 美味しいものが 沢山。 小津安二郎監督 お墨付きの 伊勢廣 京橋本店 焼鳥5本で 1,800円で 午後1時を過ぎると3本1,000円 こちらは グルメ息子の御用達です。 写真の榮一の焼鳥丼 は 消費税入れて 1,050円だから 気軽に食べられます。 ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年08月26日 22:05

コメント

 【Blueさま】

 いえいえ、非常にお世話になっております。

 で…えらく気に入ってしまいました。ありがとうございます。
次回は、ぜひ社食を…(略)

投稿者 takapu : 2006年08月25日 15:16

 【55aiaiさま】

 こんにちは。トラックバックありがとうございます。
 
 サイトを拝見させていただいて、皮に大きな魅力を感じました。
薄くてゴムみたいな皮だと、旨みもへったくてもないのですが、
しっかりと厚みがある皮だと、「なぜ、こんなに厚いのか」に対して、
ちゃんと答えがありますからね。あの職人さんが焼く皮なのですから、
次は、レバーを皮にチェンジしてみたいと思います。

 伊勢廣未経験の身としては、食べ比べができないという悲しさがあるので、
次は伊勢廣の肉の味を感じたいと思います。

投稿者 takapu : 2006年08月25日 15:14

 【abuyasuさま】

 一定人数以上で行く場合は、予約もできるようなので、
「グルメなPMと愉快な仲間たち」的な皆様と、一緒に行かれることをオススメです。

投稿者 takapu : 2006年08月25日 15:07

 【とくさま】

 私のサイフにとっても、伊勢廣はやさしくはありません。なので、未訪です…(苦笑)
 
 で、こちらは旨いです。汗だくになってカウンターで見ていると、
出されたものに対する一体感を得ることができて、それがいいんです。

 ただ、スープが熱々なので気をつけてください(笑)。

投稿者 takapu : 2006年08月25日 15:05

 【akikoさま】

 店内は甘辛な香りが、入口近くの送風機の風で循環していました。
 
 夜は、もっとマニアックな鳥の世界を見せてくれそうなので、
機会がありましたら、足を運んでみてください。

投稿者 takapu : 2006年08月25日 12:58

いつも拙ブログを引き合いに出して下さってありがとうござます(笑)。
美味しかったでしょ?

投稿者 Blue : 2006年08月25日 08:25

takapuさんこんにちはー

私は伊勢廣と栄一を交互に行っています。
ランチの焼鳥丼は美味しいなぁって思って夜に行ったら結構塩辛くてびっくりしたのでした。
焼いてる人が違うのかなぁ。
私このお店のお漬物とかも結構好きなんですけどねー。
レバーが苦手な私はいつも皮に替えてもらうんですけど、これがまたとっても美味しいです!私と行くともれなく皮の味見が出来ます。笑

投稿者 55aiai : 2006年08月24日 18:22

時間的に厳しそうでいけてませんが、宿題のお店です。
うまそうですねぇ。
20分で出てくるなら1時間で帰って来れるかなぁ。

投稿者 abuyasu : 2006年08月24日 16:53

ども!
伊勢廣は・・・見るからに旨そうな店構えだけど、ワタクシの財布には厳しいお店なんです(笑
そうそう、ココ「栄一」も前から気になっていたお店でした。そっか、旨いのかあ。そして接客も良い。うん、そうでないとね!コレ、ワタクシも重要視しています。特にランチ客単価800円を超えるお店ね。
(そこで言うと「東京バルバリ」は接客がイマイチで評価落ちますね)

いずれにせよこの界隈を語るなら両店はちゃんと行っておかないと、ですね。宿題リストに追加したいと思います!

投稿者 とく@Twingoな日々 : 2006年08月24日 15:31

甘辛の匂いが漂っています。(妄想中)

以前勤めていた会社のすぐそばとは…。知りませんでした。
なんだかとても損をした気分です。(笑)

投稿者 akiko : 2006年08月24日 03:05

 【ヒロキエさま】

 はい、伊勢廣が有名ではありますが、こちらのお店も非常に素敵なお店でした。
職人さんが、食べ終わったお客さんに対して

 「お待たせしてすいませんでした。ありがとうございました。」
 
 と声をかけてくれるのが、焼き台の前の姿といい意味でギャップがあって素敵なんです。
ただ、小鳥丼はちと難しいのでは…

投稿者 takapu : 2006年08月24日 00:30

「伊勢廣」はたまに行くけど、この店はまだ行ったことないのだ。なかなか良さげな店だよね。
スズメが食えるの!
是非、小鳥丼をランチメニューに加えて下さい。

投稿者 ヒロキエ : 2006年08月24日 00:16

コメントしてください




保存しますか?