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2006年08月21日

銀座・カフェ銀七 かじきマグロバターソテー(800円)

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 明治時代に、歌舞伎座の近くで創業した「銀座平野園」というお茶屋さんがある。このお茶屋さんは現在、木挽町つまり銀座7丁目にあるのだが、そこは本来のお茶屋さんとしての活動の他に、建物の1階と、以前はお茶職人の方が寝食スペースとしていた2階の空間を、カフェとして活用している。

 建物の正面ではなく、横のドアから店内に入ると、茶箱を利用した見た目に味わい深い、テーブルとイスが目に飛び込んでくる。そして、写真の空間が寝食スペースとしていた2階である。

 さて、ここのランチメニューはワンメニューなので、入ると同時に注文という具合になる。好きな湯呑みを選んでほうじ茶を飲みながら待つこと…かなり長めの20分。こんなワンプレートが運ばれてきた。

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 ここの魚は、築地の三宅水産で仕入れているとのことで、見た目に豪快なカジキマグロソテーは、身厚で食べ応えあり。そして、その横にはこのカジキと相性がいいマヨネーズ、明太子、そして漬物と味噌汁。

 そして、この味噌汁がなんとカニ汁だった。手に持った器で熱さを感じつつ、舌では旨みを感じるという具合となる。

 ただ、ドアに貼られたメニューに書かれたミニサラダが出てくることがなく、ドリンクの選択肢が日本茶のお店なのに、コーヒーと紅茶の二択だったこと。そして、このお店で作るものすごく旨い、テイクアウトの抹茶プリンが売り切れていたということで、食べるという意味では多少の物足りなさが残った。

 とはいえ、こんな空間の中で不思議な時間を過ごした後、店から外に一歩踏み出したときに見える汐留の高層ビルの姿が、このお店の持つ温度と、確かにここに存在する理由を物語っている気がする。

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カテゴリー : [ カフェの食事|東銀座 ]  記事の編集 takapu : 2006年08月21日 22:56

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コメント

 【平野円銀七ママさま】

 コメントありがとうございます。

 あのときは、確かに何かが起こったんだなぁというのが、
「マグロの丼に変更あれこれ」みたいな話を聞いたときに、
実感したんです。後日、チキンドリアを食べに行きますので、
またよろしくお願いいたします。

 あ、自分は酒が飲めない人種なので、ゆっくりとお茶を堪能させていただきます。

投稿者 takapu : 2006年09月23日 15:53

お邪魔します。偶然、我が家のランチの記事を発見し
遅くなりましたが、コメントさせてくださいませ。

ん〜、かじきマグロのバター焼きあげの場合、普通は
ルクルーゼの右役5センチ幅くらいを残してご飯を
入れて、その隙間に本日のお野菜が入るはずなんです
けれど、確かに写真だとお野菜乗ってないですね〜。
本当にごめんなさい。
通常はかじきマグロは役10分ほどでお出しできます。
重ね重ね申し訳なかったのですが、その20分の中には
緊急事態発生…!!!! という部分がかなりありました。
お野菜なかった上、お待たせしてしまって本当にすみ
ませんでした。
ちなみに、今はかつおの香り竜田揚げ、海鮮丼、さん
まの塩焼きなどをお出ししています。
毎週水曜はチキンドリアです。
プリンは一度に大量生産できないので、売り切れてしまうことが多く、今後の課題です。

そして、お茶…。
昼は煎茶は時間がかかるので熱い湯で飲めるほうじ茶
か麦茶をサービスしております。
夜はお茶類豊富です。お試しくださいませね。
またこれに懲りず、お遊びにいらしてくださいませ。
夜はゆっくりできますので、『かじき〜』とでも入り
口で言ってくだされば、お詫びにおいしいお酒でもご
馳走いたします。
もちろんお野菜たっぷりお付けして…。

長くなってすみません。
ひとこと、お詫びとご挨拶まで…。

投稿者 平野園銀七ママ : 2006年09月23日 10:44

 【akikoさま】

 ども、こんばんわ。サラダは…心で食べたということでひとつ。

 で、私は器にまったく精通していないのですが、確かに、
器はレクタンギュラーディッシュなるもののようですね。
 個人的にも、「お茶屋さんなのにこんなカラフルな器なんかぃ」というギャップから、
カフェのご飯らしさを感じました。

 

投稿者 takapu : 2006年08月23日 01:20

 【ヒロキエさま】

 ども、こんばんわ。

 確かに、ワンメニュー、入る=注文というキーワードだと、蔦カレーみたいですね。

 で、出てくるまでに20分というのは、やはり通常のレストラン的な感覚で、
望むと厳しいですね。なので、出てきてから7分でたいらげました…
明太子とマヨネーズのミックスアイデアに気がつかずに(笑)。

投稿者 takapu : 2006年08月23日 01:15

サラダは何処へ。。。

とにかく、すべてが「on the ライス」になっていることに心惹かれます。笑
しかも、このお皿、ルクルーゼでは??
個人的にそこが一番魅力を感じたりして。苦笑

投稿者 akiko : 2006年08月23日 00:28

ワンメニューで、入ると同時に注文となると…我輩はどーしても日本橋の蔦カレーを思い起こしてしまうのだ。
出てくるまでに20分は、ちょっとかかり過ぎだねぇ。
このプレート内のマヨネーズに明太子を混ぜるのも面白いと思う。

投稿者 ヒロキエ : 2006年08月22日 20:32

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