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2006年12月31日

広島・Oyster Conclave 牡蠣亭 〜その3・oyster lunch後編と、生牡蠣、カキとチーズのスモーク〜

オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。

さて、現在のカキタベ!は何位になっているでしょう?


 さて、カキごはんの味はというと…

・カキごはん
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 上にポコンと乗った一粒だけではなく、細かく刻まれたカキがふんだんに入ったこのごはん。炊きたてではないので、湯気で香り立つというものではないのだが、旨みは十二分。
 ただ、実はごはんよりも圧倒的に存在感を放っていたのが、横に据えられたカキのショウガ煮。

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 ショウガの刺激とほんのりした甘みの後に広がるのは、カキのコク。凝縮されたこの一粒一粒で、ごはんの味もケタ違いに旨くなる。

 前菜からの7品によって、ランチプレートの醍醐味を感じたところで、ようやく生牡蠣に手を伸ばす。

・生牡蠣
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 生牡蠣は10月の走りの時期だと、まだ海水感が強いのだが、この時期になると弾力に溢れており余分な海水感は皆無。この中には、本当にジューシーな旨みだけがたっぷりとつまっている。

 また、凍らせたエシャロットを乗せて食べると、シャクシャクとした食感によるわずかな苦味と甘みがコントラストとなって、口の中にぶわっと広がる。こういう生牡蠣こそ、生牡蠣が苦手な人に食べてもらいたい。そんな生牡蠣である。

 ここまでで、気持ちとしては十二分に満足したのだが、お腹にはまだ余裕があったので、もう一品注文。

・カキとチーズのスモーク
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 薫り高く燻された表面の食感の次に伝わってくるのは、予想以上に柔らかな食感。さらに、予想以上に凝縮されたコク。よく、カキを海のミルクと言うものの、チーズと一緒の皿で食べることで、その所以が別の意味ながら、まさにぴったりの形容詞だということが分かる。

 「走りの時期には走りの時期のカキがあり、この時期にはこの時期のカキがあります。そして、産卵を控えた2月や3月には、もっと旨みが満たされたカキを提供しています。また、夏にも三倍体(「かき小町」という夏でも食べられるマガキのこと)を出していますので、季節ごとのカキを感じて欲しいんです。」

 そう、カキは冬だけのものであったり、限られた調理法だけで楽しむものではなく、本当はフリースタイルで楽しめる、万能型の食材なのである。

 そんな素晴らしさを再確認させてくれたこのお店、カキタベニストとして、遠征してでも食べてもらいたい味がここにある。

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 今年もカキタベ!を御覧いただきまして、ありがとうございました。通算240食目を迎えたカキタベニストですが、まずは皆様のクリックで牡蠣に支援をください!!!

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カテゴリー : [ takapu|その他|生牡蠣|ご飯もの|その他 ]  記事の編集 takapu : 2006年12月31日 18:38

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