生牡蠣にまつわるカキ料理の記事

2009年11月11日

■北海道居酒屋「釧路食堂」で ザンギ鮭とば厚岸牡蠣クジラルイベ

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武蔵小山のアーケードといえば、750mとも800mとも云われるその距離を誇る「パルム」が世間に知られるところ。
そのアーケードは武蔵小山の駅前で矛先を変えるように左に転じて、平行して南北に走る26号線通りの向こうにL字に廻り込んでいる。
行き交うひとの数や賑やかさは比べるまでもないけれど、そこにもぽつぽつと飲食店が散在しているンだ。
今宵は、そんなアーケードの傘の下で気になっていた一軒、「釧路食堂」にお邪魔です。
入口を入ったところがちょうど厨房を横からみる感じになって、左手にカウンターがある。
ほとんど満席の様子を横目にしながら、空席あるやを目線で訊くと、カウンターの中程へと誘われました。


手元にメニューがあるものの、壁に貼られた品書きもまた目を引いてくる。
その中でもまず、「厚岸産」という一文に抗えず、ご注文(笑)。

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ちょっぴり檸檬を絞り垂らし、殻に口を寄せ一気に啜る。
たっぷしのミネラルとミルキーな旨みの向こうに、澄んで冷涼な海のイメージが通り過ぎます。

えー…牡蠣以外の料理はこちらからご覧ください。牡蠣ブログなもので…


「釧路食堂」 品川区小山4-8-20 [Map] 03-3784-8839


カテゴリー : [ まさぴ。|品川|生牡蠣 ]  記事の編集 takapu : 22:12

2008年03月08日

銀座・南蛮銀圓亭 伊勢的矢産殻付生牡蠣、カキフライ、ソテーライス、ババロア、コーヒー(5,000円)

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 カキフライの殿堂と呼べるお店が都内にはいくつかある。

 銀座界隈で言うと、居酒屋というベールをまとったカキフライ屋さんの「三州屋」だったり、洋食店の雄である「煉瓦亭」、自分は未食ながらも一度足を運んでみたい「みかわや」等々。おそらく、一人ひとりにとって殿堂と呼べるお店は異なるはず。

 そして、この南蛮銀圓亭も、カキフライの殿堂として名高いお店。

 ただ、下調べをしているうちに自分一人で行くには、多少雰囲気が上品すぎるということもあり、こちらのカキタベ!新・副委員長に同伴いただき、今後のカキタベ!の運営ミーティングを兼ねた会食となった。

 窓際の席に案内されメニューに目を通した後にしたことは、財布の有無を思い出し、財布の中身を確認し、そして腹をくくる。

 注文したのは、お昼に食べることができる牡蠣メニュー2品、的矢の生牡蠣プレート(2人でシェア)とカキフライ。そしてライスやパンが別料金だったので、ソテーライスなる一品。こうなると、勢いが付いたもの勝ちだ。

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 テーブル上のスライスされたバゲットを眺めつつ、富士ミネラルウォーターを口に含めつつ、まだ未ぬ生牡蠣とカキフライに思いを馳せる。それは副委員長も同じだが、実は経験済みということもあって、妙な興奮はなく、いい意味で淡々とそれが運ばれてくるのを待つ。

 そして、最近このお店に加わったという給仕さんによって、3個ずつシェアされた生牡蠣が運ばれてきた。

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 10センチクラスの生牡蠣を目の当たりにして、まず印象的だったのが、少し茶色がかった色合い。その色合いをじっくりと観察していると、なんと貝柱の横にある窪み越しに、ぷるっと動きが見えた。つまり、まだ生きているということである。

 産地以外の場所だと考えれば、これ以上なく新鮮な状態にある牡蠣。

 なので、レモンやカクテルソースを落とす前に、まずはそのままスルっと口に含む。すると、圧倒的な瑞々しさが口の中を潤して、歯が牡蠣の身に当たると、全身の弾力がシャクシャクと心地よい食感を生み出す。

 そして、この食感から生まれる磯の味が口から消えていくにつれて、今度は甘さが浮き上がってくる。この流れ、正に理想的。くっきりとした余韻を残して喉の奥に一粒目が消えた後、しっかりと殻についた貝柱をナイフ切り取って口にすると、まるで甘さでできているかのような味が口いっぱいに広がる。

 二粒目に、カクテルソースを落とすと、磯の味がケチャップとピリっと辛い刺激に入れ替わり、今度は自力の強さを感じることに。たいてい、強いソースを合わせると牡蠣の風味は消えてしまうので、自分はストレートかレモンしか使わないのだが、この牡蠣で合わせると味の形は変わるものの、本質がブレることはまったくない。

 三粒目にはレモンを絞る。酸味にリードされて広がるのは、やはり濃厚な磯の味。メリハリが利いた味がたまらない。よくよく考えると、これが6粒で2,600円というのは、オイスターバーを考えるとお得。そして、思えばもっとお得なメニューである、カキフライが目の前に。

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 一言で言うと、カキフライらしくない外観。俵型で均一なフォルムの揚げ物という印象を持って臨むと、そのギャップに驚くことになる。

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 きめ細かい衣に覆われたそれは、フライというよりはコートレットのような姿。

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 一つサクっとほおばると、単純にジューシーというよりは、むしろぎっちりと旨みが詰まったような味。衣の味ではなく牡蠣の味。シンプルにそれを引き出そうというのがこの形になった理由かもしれない。

 そして、秀逸だったのがタルタルソース。

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 牡蠣の味と同じぐらい濃厚で、やさしくて、そしてまろやか。カキフライを全部食べ終わっても、バゲットにこれを乗せて食べてしまう。

 ちなみに、今、このお店は前の場所から移転して、ビルの7階というシチュエーションにあるが、移転前には牡蠣の殻の上にカキフライを一つずつ乗せるというプレゼンテーションだったものが、移転してからは殻がなくなり代わりに数が一つ増えたとのこと。

 で、カキフライのお供になったのがソテーライス。

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 炒め油のコクが一粒一粒に絡み、一口、また一口と止まらなくなる。さしずめ、カキフライを食べるかソテーライスを食べるかといった具合。

 牡蠣と向き合った時間が終わり、流れでデザートを食べようと給仕の方に伺うと、ババロアがあるということなので早速注文。ところが、現れたのは…

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 まるで、プリンのようなババロア。手をつけがたい雰囲気ではあるものの、早速スプーンを入れる。

 ベースそのものは甘さ控えめの上品な味。なのに、少しだけザラっとした食感。その正体はお砂糖。フルフルとした食感にメリハリをつけて、しかも甘さを広げる。ここに、アルコールの芳醇な香りをまとったカラメルソースが絡むと、お子様向けのイメージだった一品が、大人向けの上質なデザートに昇華する。

 確かに、値段は安くない。でも、街の喧騒と無縁の空間で食べる味と記憶は、絶対に忘れがたいものとなる。ここぞのお店というのは、こんなお店に違いない。
 

 ついに、通算300食!そんなカキタベ!をベストテン入りまで一押ししてください!!!人気blogランキングへ。

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2008年02月16日

雪が谷大塚・食堂廣田 牡蠣尽くしの夜「カキタベナイト!」

オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 「直径10センチのカキフライボールが食べたいっっっ!」

 そんな、こちらの記事に集った熱い声をきっかけに、オイスターフリークが集まって開催されたのが、「カキタベナイト!」

 ということで、初めての方が訪問するには少しタフな環境にある、雪が谷大塚の廣田にて開催。総勢10人が集い、サッポロラガーとウーロン茶を片手に乾杯をして、最初に運ばれてきたのは3種類の生牡蠣。

続きはこちらです。

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2007年12月13日

中目黒・ぼうずこんにゃく 厚岸の生牡蠣・焼牡蠣、そして広島産牡蠣のホイル焼き

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


 ぼうずこんにゃく。という魚の名前を、そのままお店の名前にしたのがこのお店。当然豊富な魚の種類を誇るお店だけあって、牡蠣料理もちゃんと揃っている。

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 厚岸の牡蠣は、生で食べるとちゅるちゅる、焼いて食べると水分が吹っ飛ぶ代わりに、旨みが凝縮。

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 そして、広島産カキのホイル焼き。少し小ぶりなのだが、キノコとの弾力コントラストと、カキの旨みの強さそのものは不動のもの。

 といった牡蠣料理も、このお店にある豊富な魚料理の一つ。豊富なカードの種類が、そのまま店の魅力になっている。


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 そして、カキ以外の料理は、こちらからご覧ください。

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2007年10月12日

銀座・かなわ(東芝ビル店) かき小町(大)とかなわ重(680円+980円)

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 ところで、シーズン開幕を迎えたカキタベ!のランキングはいかほどに!?


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 今シーズン序盤は、自分がまだ足を運んでなかったお店に行く機会が多く、この日も、自分が未訪だった「かなわ」の東芝ビル店へ。

 その目的は、裏カキタベニストであるこの方が既に経験された、「創業140年記念・生牡蠣140円」を食べるため。しかし、あいにくの売り切れ…ただ、売り切れていたのはかき小町の「小」で、「大」は元気に発売中とのこと。ということで、悩むことなくこちらを注文。

 広島の漁連が誇る「かき小町」を食べるのは始めて。8センチ×6センチの表面は、生牡蠣としてはバランスの取れた形。そして、カップの深さは上々の上。

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 フォークで持つとずっしりとした重みを感じ、口に持っていこうとすると揺れること揺れること。最初の一口目は、いわゆる生牡蠣らしい塩分が少し勝った味だったものの、二口目からはワタのコクも甘み…どの特長も我を持った、トータルバランスが高い味が広がる。
 
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 半分を食べたところでレモンを。ちなみに、このクラスの生牡蠣を食べるときには、カクテルソースをつけてしまうと、牡蠣の味が死んでしまい、ソースの味しかしなくなってしまう。ということで、未使用のまま生牡蠣の時間は終了。

 そして、次に運ばれてきたのはかなわ重。

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 カキフライと牡蠣御飯の組み合わせで1,000円を切るのは、コストパフォーマンスとしては上々。他にも煮物やら卵焼きやらがついているものの、やはり主役は牡蠣と牡蠣。

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 大きさ5〜6センチと、少し小ぶりのカキフライは、豊かな香りが印象的。

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 そして、牡蠣御飯は、ワタの苦味と薄味に炊かれた御飯の旨みが一体となり、見た目以上に牡蠣食べた感が強く残る味。

 以前に、8丁目店で食べた時以上に、満足度が高かったのは、やはり素敵な生牡蠣を口にすることができたからだろうか。


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カテゴリー : [ takapu|銀座|カキフライ|生牡蠣|ご飯もの ]  記事の編集 takapu : 23:57

生牡蠣に関する、これ以前の記事はこちら。

2007年02月17日 23:48 今が旬 牡蠣はうまい
2006年12月27日 23:22 生ガキを食べよう♪@よし田
2006年12月18日 23:45 白金・福わうち 小がき酢
2006年12月06日 21:56 北品川・ほ志乃 生牡蠣
2005年11月17日 23:25 築地・うまいもん屋の生牡蠣