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2006年12月31日
広島・Oyster Conclave 牡蠣亭 〜その3・oyster lunch後編と、生牡蠣、カキとチーズのスモーク〜
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
さて、カキごはんの味はというと…
・カキごはん
上にポコンと乗った一粒だけではなく、細かく刻まれたカキがふんだんに入ったこのごはん。炊きたてではないので、湯気で香り立つというものではないのだが、旨みは十二分。
ただ、実はごはんよりも圧倒的に存在感を放っていたのが、横に据えられたカキのショウガ煮。
ショウガの刺激とほんのりした甘みの後に広がるのは、カキのコク。凝縮されたこの一粒一粒で、ごはんの味もケタ違いに旨くなる。
前菜からの7品によって、ランチプレートの醍醐味を感じたところで、ようやく生牡蠣に手を伸ばす。
・生牡蠣
生牡蠣は10月の走りの時期だと、まだ海水感が強いのだが、この時期になると弾力に溢れており余分な海水感は皆無。この中には、本当にジューシーな旨みだけがたっぷりとつまっている。
また、凍らせたエシャロットを乗せて食べると、シャクシャクとした食感によるわずかな苦味と甘みがコントラストとなって、口の中にぶわっと広がる。こういう生牡蠣こそ、生牡蠣が苦手な人に食べてもらいたい。そんな生牡蠣である。
ここまでで、気持ちとしては十二分に満足したのだが、お腹にはまだ余裕があったので、もう一品注文。
・カキとチーズのスモーク
薫り高く燻された表面の食感の次に伝わってくるのは、予想以上に柔らかな食感。さらに、予想以上に凝縮されたコク。よく、カキを海のミルクと言うものの、チーズと一緒の皿で食べることで、その所以が別の意味ながら、まさにぴったりの形容詞だということが分かる。
「走りの時期には走りの時期のカキがあり、この時期にはこの時期のカキがあります。そして、産卵を控えた2月や3月には、もっと旨みが満たされたカキを提供しています。また、夏にも三倍体(「かき小町」という夏でも食べられるマガキのこと)を出していますので、季節ごとのカキを感じて欲しいんです。」
そう、カキは冬だけのものであったり、限られた調理法だけで楽しむものではなく、本当はフリースタイルで楽しめる、万能型の食材なのである。
そんな素晴らしさを再確認させてくれたこのお店、カキタベニストとして、遠征してでも食べてもらいたい味がここにある。
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今年もカキタベ!を御覧いただきまして、ありがとうございました。通算240食目を迎えたカキタベニストですが、まずは皆様のクリックで牡蠣に支援をください!!!
記事の編集 takapu : 18:38 | コメント (0)
2006年12月30日
広島・Oyster Conclave 牡蠣亭 〜その2・oyster lunch中編〜
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
次に箸を伸ばしたのは、カキのマリネ。
・カキのマリネ
酢の味がしっかりとカキの味を引き立てており、焼きものやチーズものが続いた口を、さっぱりと引き締める。
酸味で口がフラットになったところで、スープを飲む。
・カキのスープ
ものすごく見にくい写真で申し訳ないのだが、これはカキのチャウダーで、底にはジャガイモやニンジンがたっぷりと沈んでいる。かき混ぜるごとにカキの旨さが広がって、口にすると野菜の甘さとのコンビネーションが、じわっと広がる。
そして、大きなプレートに残った一種類に箸をつけた。
・カキとイタリア野菜のマスタードバター焼き
カキの上に細かく刻まれたズッキーニとニンジン、更にその上にパン粉がまぶされて、オーブンで焼かれたもの。濃厚なカキとバターソースの味に加わるのが、水分がいい具合に飛んだ野菜やパン粉のサクサクとした軽快な食感。
ちなみに、このプレートの中には選択できるメニューがあり、その一つがこれであって、他にはシンプルな焼牡蠣や他のソースによるオーブン焼きがあるのだが、もう一つどちらかと言えば避けたい選択肢として、「バゲットかカキごはん」というものがあった。幸い、今回はカキごはんが残っていたので、食べることができた。
さて、その味はというと…
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今日もありがとうございます。通算239食目を迎えたカキタベニストですが、まずは皆様のクリックで牡蠣に支援をください!!!
記事の編集 takapu : 17:59 | コメント (0)
2006年12月29日
広島・Oyster Conclave 牡蠣亭 〜その1・oyster lunch前編〜
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
自分のランチ日記で写真だけ掲載していた、牡蠣料理店について詳しく残すことに。
ここは牡蠣の卸業者が直営で展開しているお店。なので、昼間から色々なスタイルの牡蠣メニューを堪能することができる、カキタベニストとしては実にありがたいお店である。
店内に入って、早速メニューを見ると・・・
あー!たまんねぇ!!
全部食べたいっす!!!!
の状態に。とはいえ、量が見えないこともあって、まずは、色々な種類のカキ料理がプレートになっているoyster lunchと、これは欠かせない・生牡蠣を注文。
・カキのたたき ポン酢ジュレ
前菜からいきなり殻もの。軽く焼かれたカキの上に、ポン酢のゼリーとネギそして紅葉おろしを乗せた、彩り鮮やかな一品。焼かれた面の香ばしさと、ゼリーの食感がきれいなコントラストを生み出している。
で、実はこの皿でもっと印象的だったのが、カキのムース。
ブロッコリーにかけられたこのムース、ふんわりとした口当たりから広がるのは、カキのいいところ取りのように、甘くコクのある濃厚な味。でも、ブロッコリーの味をしっかりと引き立てる役割に徹している。これがカキの真骨頂といった存在感だった。
前菜の時点で、かなり期待値が高まる中で、目の前に出されたのは、カキ好きには応えられないフルラインナップであった。
・オイスターランチプレート
正直、カキタベニストとして、ここまでどれから食べようか迷ったことがなく、どれから食べても「旨いんだろうなぁ…」というものだったので、「こがし焼き」から箸をつけることに。
・カキのこがし焼き サラダ仕立て
醤油ベースのタレに漬け込んだカキをじっくり焼いて、水分を飛ばして香ばしさを出すと同時に旨みを引き出したもの。ここに、野菜のシャキシャキとした食感が加わる。食べやすさはもちろんのこと、見てのとおり、貝柱がしっかりとしているので、心地よい苦味と同時に甘みも存分に。
・ナスのグラタン カナッペ風
やわらかいフランスパンの上には、ベシャメルやペーストに近い状態になったナス、そしてチーズによって覆われているのは、もちろんカキ。ふわふわとした空気感に満ちた軽い口当たり、そしてチーズとカキの旨み。ここにナスのコクが加わっているこの一品、一見カキ料理っぽくないところも個性か。
そして、次に箸を伸ばしたのは…
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記事の編集 takapu : 17:57 | コメント (0)
2006年12月28日
銀座・モルチェ カキフェアー
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
最近、とあるブログ本に「今年、えらく面白かったブログ第15位」として、掲載された「今、もっともエプロンが似合う男」に誘われて、自分としては中二日で再びモルチェへ。お店に到着すると、ゲストとしてこちらのラーメニストも参戦していたのだが、更に来年早々にラジオ出演が決まっている、ゴージャスな人も参戦。
で、なぜ「参戦」なのかというと、このお店で開催中の「カキフェアー」メニューを、全部食べてしまおうという企画に発展したからである。
まず、運ばれてきたのが冒頭のカキのチャウダーとカキフライ。
チャウダーに入っているのは、ジャガイモとタマネギ、そしてカキ。サラサラした液体の口当たりと、立体感あるジャガイモの組み合わせに、タマネギの甘さが全体に広がっている。
そして、カキは…
その香りを前面に押し出すものではなく、チャウダーとしてのアクセントとして、いい塩梅となりつつ、かみ締めるとしっかりとした味わいによって、その存在感を出している。
一方、カキフライは少し小粒ながらも、タルタルとの相性やウスターソースの相性、そして3人が注文した同じカレーのソースとの相性が秀逸。受け止める側の力強さを改めて感じた。
次に運ばれてきたのは、カキピラフ。
少し固めに炊かれたごはんと、カキのブニュっとした弾力から広がる味。 また、キノコ類の弾力とカキの弾力がグラデーションとなり、魅力を増している。
そして、最後に運ばれてきたのは、カキのグラタン。
いわゆるグラタン皿ではなく、プレートにホワイトソース、ほうれん草、そしてカキを乗せて、その上にチーズを乗せてこんがりと焼いたもの。
最初に表面だけ食べると、こんがりと焼けたチーズの味が強く出ており、これがホワイトソースの味わいを増すというバランスになっているが、カキやほうれん草と一緒に食べると、ほうれん草のいい意味でのアクとカキのコクが組み合わさり、チーズと織り成される味とで、濃厚なコントラストが構築されている。
この一粒には、生産者の情熱やシェフの気持ちが凝縮されている。ということを、改めて実感した時間であった。
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記事の編集 takapu : 23:01 | コメント (0)
2006年12月27日
生ガキを食べよう♪@よし田
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
ランチで生ガキを食べれるところはないか??とtakapu氏にたずねたところ
コロッケそばで有名な「よし田」にあるとのこと!
早速、「よし田」に行って生ガキを三杯酢で頂きました(・∀・)イイ!
おおぶりの生ガキが3つ登場。上にはキュウリの浅漬けっぽいものが
トッピングされています。
やっぱ生はうめぇ〜なぁ〜。
ほかには天せいろを食べました。
天ぷらが別盛で来るもんだと思っていたらつゆの中にどっぷり。。。
小さな海老がたくさんはいっていて嬉しいんですが、少し濃い目ですね。
しめて1930円の高価なランチとなりましたが、生ガキを食べられたので
大満足でっす♪
住所:東京都中央区銀座7−7−8 よし田ビル
電話:03-3571-0526
営業時間:11:30〜21:30、土祝11:30〜20:30
定休日:日曜
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記事の編集 takapu : 23:22 | コメント (0)
2006年12月26日
カキを食べようキャンペーン☆
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
今回の“kakipedia制作委員会”は、「春は築地で朝ごはん」の、tsukijigoさまから提供いただいた記事です。ありがとうございます。
昨今のウイルス騒ぎでカキ(牡蠣)の風評被害がひどいとか。。。愛するカキ食文化の窮状を少しでも救おうと、ブロガー諸姉諸兄に続いて筆者も 「カキを食べよう!キャンペーン(仮)」 に参戦することに。
で、本日の朝ごはんは築地市場の場内へ♪
築地市場・場内「洋食 たけだ」で
カキバター定食+半カキフライ♪
カキバター(定食・1280円)は、カキの身の甘さをバターが優しくふくらませ、そこに添えられたベーコンで、ウマさが一気に大爆発!
このお店のカキフライ(340円)も、サクサク柔らかい衣で大好き♪
ウインク(80円、目玉焼きを2個でなく1個だけ)と、ごはんにカレーもかけてもらえば(+100円)、ワオ!、朝からごちそうだ。
同じく場内「富士見屋」で
カキ南ばん♪ (900円)
ちゃんと火がとおっているのに、なまめかしく滑らかなカキの食感はサイコーで、思わず悶絶っっっ☆
皆様、やっぱりカキは美味しいですよ。風評に惑わされず、正しい情報を見極めて、安全な食生活を続けましょう。
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記事の編集 takapu : 23:29 | コメント (0)
2006年12月25日
カキフライを食べよう♪@かとう
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
<同業者の人との打合せを12時前に終わらせ、向かうは築地市場場内。
ひっさびさのオフィスワークだから楽しいランチを!って「かとう」で
カキフライ(1300円)を堪能しました。
結構、ガリガリ系の衣。
大ぶりの牡蠣は相変わらずなれど、もっと半生っぽくなかったっけ??
まっ、おいしいっちゃ、おいしいからイイんですけどね。
最近、ノロウィルスの関係で牡蠣の消費が落ちているって言うじゃないですか。
季節物を扱う御仕事の方は大変のことと思います。
カキタベメンバーの一員として、カキを喰って微力ながら応援したいと思います。
ガンバレー\(^^\)
住所:中央区築地5−2−1 築地卸売市場8号館
電話:03-3547-6703
営業時間:4:30〜13:30
定休日:日曜・祝日・不定休(築地市場に準ずる)
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記事の編集 takapu : 23:15 | コメント (0)
2006年12月24日
レストランサカキ 三陸産カキフライ (京橋)
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
今回の“kakipedia制作委員会”は、「東京のむのむ」の、のむのむさまから提供いただいた記事です。ありがとうございます。
朝からカキフライモード。三州屋もいいけど、今シーズンふられてばかりのサカキのカキフライに5度目のチャレンジ。
店に近づくと店前に人の姿が。今日もだめかぁと思って近づいてみると、先ほど見た方々が行列の先頭。
よっしゃ、少しくらい待つか、ということで入店。
待っている間、先客のおじさま方と何がおいしいか談義。こういう待ち時間は、結構たのしい。
5分ほどで席に案内され、三陸産カキフライ(1,200円:去年より50円UPの模様)を注文。
待つことしばし。スープと共に、カキフライの登場。
いや〜、1年ぶりの再会。2個揚げのカキフライは、ごろんとした俵型。
衣はよく揚がっているのに、中はジャストな火の通し加減。
三州屋のものに比べると、牡蠣に襲われそうな感は弱いものの、適度な酸味のあるタルタルと、衣、牡蠣のバランスがよく、洋食屋系カキフライとしては、こういうあり方でよいと思う。
あと、忘れてならないのが、自家製のキャロットドレッシング。これをたっぷりのキャベツ中心のサラダにかけて。
これには、ついつい無心でモグモグしてしまうのです。
【お店情報】
レストランサカキ 中央区京橋2-12-12
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2006年12月23日
銀座・よし田 蛎そば(1,000円)
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
銀座8丁目方面に向かっているところで、銀座のよし田の店頭に、「カキ入荷しました」という貼り紙を見つけたので、目的を変更し速やかに店内へ。
注文したのは蛎そば。このそばは、関西風と関東風のつゆを選ぶことができるのだが、以前は関西風のつゆで食べたので、今回は関東風のつゆで注文。
約5分ほどして運ばれてきたのは、熱々のつゆにヒタヒタとつかったそばと、大粒の蛎が4粒。そして、わかめと三つ葉。
関西風の蛎そばの場合は薄味なので、蛎の味がしっかりと見える作りになっているのに対して、こちらはつゆの味が強いため、つゆによって味付けられた蛎を食べるという具合。もちろん…
プリプリである。
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2006年12月19日
銀座・モルチェ カキフライ(2,500円)
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
年内のうちに、どうしても行きたかったモルチェへ。
明治屋の横にある階段を上がって、少し重い扉を開くと、窓越しに見えるのは、英国屋やティファニーといった、銀座を代表するお店の数々。窓際の席に案内してもらい、景色を楽しみつつメニューブックの中から注文したのは、お店の名物であるカキフライ。
値段も値段ということもあって、どんなカキフライが出てくるのだとうろ、期待で胸を膨らませながら待つこと約13分、運ばれてきたのは期待通りにボリューム感に満ちた一皿であった。
ナイフとフォークで二つに切って口に運ぶと、粗めのパン粉によるカラっとした食感から、驚くほどに力強い牡蠣の弾力へと展開する。
これは驚くほど旨い。一つ一つの部位の食感やコクといった個性が、全ていい方向で働いているのである。
一緒に出てくるソース類はウスター、タルタル、そしてレモンを入れて3種類。つまり、何もつけずに食べるのを含めて、4種類の方法で楽しむことが出来る。
タルタルの濃厚な味は、しっとりとやさしくカキフライを包み込み、かすかな塩味から玉子の甘みとコクに変化し、カキフライの味わいを深めてくれる。
ウスターソース。自分はカキの味が消えてしまうということで、この類のソースをつけて食べるということはほとんどやらなかったのだが、
これは、カキの味をしっかりと引き出すソースである。
自分がカキフライを食べていて一番楽しいのは、一つを頬張りながら「次はどのソースで食べようか…」と考えることである。
4種類の食べ方があると、どの食べ方で一番たくさん食べようかなんて考えてしまい、口の中に既にカキフライがあるにもかかわらず、頭の中では次のカキフライで一杯になってしまう。
そんなこと考えながら7個のカキフライを自分の思うがままに頬張る。そして、余韻に浸りながら、食後のコーヒーを口にする。
こんな幸せ、なかなかありつけない。
さて、ここのモルチェは12月30日をもって、耐震工事のために半年ばかし閉店するとのこと。つまり、このカキフライに会えるのは、年内限り。そして、現在「カキフェア」と銘打って、カキピラフやカキグラタンを食べることができる。こうなると、閉店前に全種類を食べてみたいものである。
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今、牡蠣の業者が危機的状況を迎えています。きっかけは、皆様もご存知の通り「ノロウィルス」との関連性によるものです。
牡蠣の食べ方としては、生牡蠣や今回のカキフライ等、「生と加熱」に分かれることになります。前者の場合は、「生食用」という牡蠣を食べることになります。
これは、加熱によって菌を滅失するというプロセスがない分、多少のリスクを負うことになる食べ方なのですが、この種類は、保健所が定める指定海域にて養殖されるものなので、プランクトンや菌の絶対数が非常に小さいものとなっています。また、洗浄や消毒を施してから出荷されるので、基本的に安全なものとされます。
一方、カキフライに使う牡蠣は主に、「加熱用」とされているものです。これは生食用の海域に比べて、プランクトンが豊富な海域で育ったものであり、それと同時に菌を有する可能性も多少大きくなります。
しかし、加熱用という名称の通り、加熱することで有害な菌は滅失されるので、安全に食べることができます。(85℃以上の温度で1分以上加熱するすることで、菌は滅失されます)
ここ数日で、広島の漁協は生食用の出荷を取りやめたり、宮城ではノロウィルスが見つかった海域の牡蠣について、その出荷を取りやめることで、従来より更に高いレベルで、安全性を保つ活動を行っています。そして、この状態が続くことで、来年以降の牡蠣の成育活動に支障が生じることも考えられます(現に、卸値は従来の半分程度に落ち込んでいます)。
私はカキタベニストです。牡蠣の食べ方を遵守することを優先して、牡蠣を楽しみ続けることで、牡蠣の文化が発展することを望んでいます。
そして、もしよろしければ明日の昼にでも、タルタルソースをたっぷりとつけた、カキフライを食べてみてください。誇張ではなく、それによって牡蠣の文化は守られるのです。
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記事の編集 takapu : 23:44 | コメント (0)
2006年12月18日
白金・福わうち 小がき酢
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
今回の“kakipedia制作委員会”は、「食い道を行く」の、ヒロキエさまから提供いただいた情報と写真です。ありがとうございます。
博多男児のシェフが腕を振るう、白金にある居酒屋「福わうち」で出されている一品です。
魚介類が中心のお店の中にあるのがこの一品。佐賀県産の牡蠣から一口サイズの牡蠣を厳選し、それを酢漬けにしたものです。
ただ、隠れた名物は肉じゃがカレーですが…
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2006年12月17日
銀座・千ふじ カキフライ定食(1,200円)
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
久しくカキフライを食べてなかったので、路上の看板にこの5文字を探していたところ、千ふじに見つけることができたので店内に入り、カキフライ定食にお刺身をつけて注文、そして待つこと約15分。
7センチクラスのフライの数を見て一瞬驚く。「3個か…」と思って一つ食べてみると、なんと2個揚げのフライだった。なので、ボリューム的に物足りなさを感じることはなく、お刺身と組み合わせることで、茶碗1杯がちょうど終わる進み具合となる。
路上の看板には、いつも「ウチのアラはクエではなく本アラです」と書かれているこのお店、これを昼に食べることはできそうもないので、いつかは夜に行ってみたいものではあるが…
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2006年12月09日
「銀座 四季のおでんで牡蠣のおでん」
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
今回の“kakipedia制作委員会”は、「じぶん日記」の、55aiaiさまから提供いただいた記事です。ありがとうございます。
両親を連れて四季のおでんへ行ってきました。
このお店は2度目(過去記事)だけど、なんていうかお店の人とお客さんの距離がちょっと変わってる。どこがどう、ということじゃなくてなんとなく感じるのですね。
仲良く話せればすーっと打ち解けるんだけど、そうじゃないとずーっと距離が開いたまま・・・。
そして、時間によってはこのお店の周りで働く夜がお勤めの方たちだらけです。
前回は夏に訪問。
「四季」を謳っているお店だけあっておでんの定番「大根」がないというのにちょっぴり感動。
叩いた梅がちょこんっと乗った鱧が味わえました。
今回は冬食材として牡蠣や白子がありました。牡蠣はずっと食べたかった食材!
↓お皿にかけられているのはおでんのだし。牡蠣の殻の中にはさらに酢醤油がたらしてありました。
この殻の中で2つ分の牡蠣が入ってました。
でも結構好きなのは、お通しの豆腐だったります。
牛すじを両親に食べさせるのを忘れた…!
おなかいっぱい食べて1人4千円くらいだったでしょうか。
専門店としてのおでんは初めてだった両親。全然もたれないし体もぽかぽかだしってことで喜んでくれたみたいです。
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2006年12月06日
北品川・ほ志乃 生牡蠣
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベでございます。
ところで、今現在の「カキタベ!」は何位になっているでしょう?
品川駅の隣の駅「北品川」で下車して、「とんかつ北品川」の角を曲がって、踏み切りを渡って更に進むと、ぶつかる通りが旧東海道。この道沿いにあるお店がほ志乃。本当は煮込み料理屋さんなのだが、黒板に生牡蠣の文字を見つけたので、注文したのがこれ。
三陸・広田産のこの生牡蠣、はっきり言って殻がとてもでかい!そして、味もすごい!
ここのお店では、貝柱を境に半分に切って運ばれてくるのだが、厚みのあるえら(ヒダヒダの部分)を食べると、クニュクニュした食感と甘みが、そして胃や中腸線といった、ぷっくりしている部分を食べると、今度は濃厚な旨み。
正直、今年食べた生牡蠣で一番の味だった。そして、煮込みのお店でこんなにポテンシャルが高い牡蠣に会えるとは思えなかった。
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2006年12月04日
牡蠣のエキスたっぷり!うどんの冬の夜かれー
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベ!でございます。
今回は、「ゆる〜り ゆるゆると〜」の、kisakoさまから投稿いただいた記事です。ありがとうございます。
う・う・うどん〜、う〜ど〜ん〜のすぅぷかれぇ〜
月曜日の夜、どうしても頭がうどんになり会いに行ってまいりました。
生牡蠣4個入っている冬の夜かれー(1000円)です。
私は冬かれーは初めてなので、素直にバジルタイプを頼みます。
うどんのHPに、バジルタイプを2回以上食べた人にまるひ情報が
あると出ています。
ちゃんとバジルタイプを2回食べてからまるひ情報食べに行くのが
すじというもの!
バジルタイプです。きゃー、牡蠣牡蠣〜
連れの薬膳タイプです。うぉっほい、牡蠣牡蠣〜
スープに牡蠣のエキスが溶け込んでおいすぃー
牡蠣そのものも、じゅわーと口の中で広がりますね〜。
冬は毎月ペースで通いたいな。うどん★
かれーの店 うどん
東京都品川区西五反田2-31-5
03-5434-2308
営業時間:月・水 11:30〜15:09、17:55〜21:00
火・木・金・土 11:30〜21:00
休日:日祝
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2006年12月03日
銀座・蘭州 カキそば(アレンジつき・1,210円)
オイスターフリークの皆様、お待たせしました!カキタベでございます。
ところで、今現在の「カキタベ!」は何位になっているでしょう?
日産本社・社員通用口の目の前にあるお店。建物自体がかなり下町感に溢れているのだが、店内に入ると、本気で下町の中華料理店なデザインの、椅子とテーブルが鎮座していた。
さて、ここのランチメニューは定食ものと麺ものがあるのだが、壁に貼られたメニューに書かれていたのが、「カキそば」の文字と「ミソカキそば」の文字。カキタベニストとして、この二択で悩んでいるうちに、テーブルの上に置かれたランチメニューに書かれていた、「大辛ラーメン」の文字が目に入った。
それなりに寒くなってきた日に、この大辛の文字は魅力的である。しかし、カキそばやミソかきそばも魅力的。そして、悩んだ末に店員さんに注文したのは…
無理言って作ってもらった、カキそばの激辛バージョンである。
元々、このお店のカキそばは醤油ベースの味とのことだが、たっぷりと炒められた唐辛子により、ここまで真っ赤になったスープには、醤油のじんわりした味ではなく、辛さに溢れた衝撃的な味が満ちている。
このスープの中には、白菜、ネギ、豚肉、卵、さやえんどう、キクラゲ、そして7センチクラスの、ワタ部分がぷっくりふくれたカキ。つまり、本来のカキそばと同じ具が、激辛スープにつかってずっしりと辛くなっているのだ。
そして、少し細めの麺もこのスープを身にまとい、刺激的な辛さを口の中に伝える。しかも、器が金属製なので、冷めるまでの時間は長い。ただ、麺の量はそれほど多くないので、辛い白菜鍋の中に麺が入ったものを食べている感覚になる。そして、辛さの裏に旨さもしっかりと詰まった味。
ということで、汗だくになり、メガネを外して、紙ナプキン4枚を使って、おしぼりを駆使して、お冷を飲みすぎないようにして、ようやく完食。さすがに、ここまで来ると食後に冷たい飲み物が飲みたくなるのだが、ここのお店がサービスで出してくれたのは…
最後まで、汗だくな時間帯であった。
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