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2009年10月30日

■串揚げ「アンジュ」 で 今年もカキ料理片栗に揚げた牡蠣かきそば

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銀座で牡蠣料理ランチが食べれるお店はと考えてまず浮かんだのが、こちら「アンジュ」。
昨シーズンの「かきのあんかけご飯」や「カキフライ定食」の印象も古びていない。
気持ちいい陽光に向けて開けはなった窓際のカウンターに陣取りました。

ご注文は、「かきそば」。
小振りのどんぶりになみなみと注がれたスープに野菜と一緒に浮かぶ牡蠣たち。

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片栗に揚げた牡蠣は、どちらかというとまだ小さめで、それでも閉じこめられたエキスがいつ弾けてくれようかようとタイミングを謀っているよう。
その牡蠣が、たっぷり野菜由来のような甘いスープによく馴染むンだ。

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麺はというと、かんすいのちゅるちゅるを思う縮れの強い細麺で、階段踊り場に積まれた木箱には浦和・玉藻製麺、とある。
店のニーズに合わせた麺の仕立てに応じる小回りの利く製麺所みたいだ。

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100円で追加したパラパラの小チャーハンを平らげれば、お腹も気持ちも満たされるっつー訳であります。


中華で串揚げな、4丁目「アンジュ」。
夜に来る機会はまだないけど、串揚げもなんだか結構イケそうな、そんな予感がいたします。

「アンジュ」 中央区銀座4-3-4 銀座屋酒店ビル3F [Map] 03-3561-0043

記事の編集 takapu : 23:54

2009年10月27日

■お食事「菩提樹」で かきフライ定食シーズン最初のぷっくり牡蠣

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いよいよ始まった、あのシーズン。
そう、「カキタベ!」の時季がやってきました。

この冬を占うように、まずは銀座「三州屋」を訪れるのも王道のひとつ。
築地の場内場外で、届いたばかりの牡蠣を愛でるのもこれまた、その本懐だ。
そんな中、まずはここからと思いついて訪れたのは、
雨の水道橋。
東京ドームの向かい、白山通り沿いにある「菩提樹」へ。

見上げるは、看板建築を思わせるような銅葺きのシブい看板。
そんな年季の入った装いは、地階へと辿る階段、そして案内されたフロア全体からも色濃く主張してきます。

Webサイトには、昭和57年に開店し、近年になって改装を施したとあるのだけど、いやいや昭和30年代からずっとそのままであるような気がしてきます。
重厚さを誘う無垢材の梁や背凭れ、煉瓦の壁や柱、小上がりの奥の棚にはコレクションを誇るように骨董と思しき大皿が飾られている。
なんだか、蒐集が趣味で妙なクセのあるオーナーが登場しそうな、そんな予感がひしひしと(笑)。

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案内されたテーブルの真ん中には、ヤケに大きな二つ折りの物体がデンと置いてある。
なんの悪戯?と廻り込んでみれば、なはは、メニューであります。
なにもこんなに大きくしなくっても〜、と思いながら、大変だね大きくてと訊くと、慣れましたから〜とオネエちゃん。

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1/2グラスなんてのがあるのでちょうどいいなと「バスペールエール」のグラスを傾け、つつーっとしていると、そこへ届いたのがこれまた大きなサラダボール。

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いや、あの、いくらなんでもそんなにサラダ喰えないって(笑)。

お食事をお持ちしてよろしいですか、との問いにハイと応えて待っていると、やってきました今シーズン最初の牡蠣フライ。

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牡蠣フライが載るお皿は、およそ丸皿が多い気がするのだけど、目の前の牡蠣フライは竹簀を敷いた真四角の皿に載っている。
しかも、中央から四隅の向けるような配置で、それもまた珍しい。

そして、これまた大きな牡蠣フライ。

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シーズン早々、こんなぷっくり牡蠣なのかいなとしげしげ。

ソースと辛子をどうぞ、と用意してくれているけれど、くし切りの檸檬とタルタルがあれば十二分。

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早速カプッと齧れば、ああ、季節の訪れを実感して感慨深い(笑)。
二丁づけ?とも思う量感の牡蠣が臭み微塵もなく、たっぷりとした旨味を伝えてくる。
訊けば、気仙沼産の牡蠣だそう。
やっぱり、いいなぁ。
この風味を真っ直ぐ愉しむには、紫蘇ご飯じゃなくて、普通のご飯の方が良かったかもしれないな。


無垢材と骨董が囲む独特雰囲気のとんかつステーキレストラン「菩提樹」。

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「元祖かつ丼」や小澤ミートから仕入れのA5「和牛ハンバーグ」も気になるところ。
プロ野球開催の週末には、きっと混み合うのだろうね。


「菩提樹」 文京区本郷1-14-3東野ビルB1F [Map] 03-3818-1020
http://www.bodaijyu.co.jp/

記事の編集 takapu : 19:51

2009年10月08日

牡蠣バター@たけだ

毎年10月1日は牡蠣の解禁日!

この日を迎えると堰を切ったようにオイスターラバーが押し寄せて、
体中を亜鉛だらけにするのが毎年の決まりごと。

今年も、あっちでもこっちでも、既に牡蠣初め(かきぞめ)の様子が報告されている模様・・・


んな中、めっちゃくちゃ出遅れてしまったが、自分自身も今シーズンの禁を解くべく場内へ!

第一弾!
といふことで、ちいとばかし悩んだのだが、
結局ここ数年の定番となりつつある「たけだ」の"牡蠣バター"をチョイス!

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今年の「たけだ」の牡蠣はいつにも増して大ぶりで、、、なかなかに牡蠣臭い!(笑)

ソースが力強く、牡蠣臭さをがっちりと受け止めているので、
生ガキが苦手な自分でも問題なしなんだが、
あとちょっとでもソースが弱かったり、牡蠣臭さが強かったりするとアウトオブバウンドになってしまいそうな、
ものすごく微妙なバランス・・・

このバランスを保つのがプロの腕なんでしょうな・・・(感心)

記事の編集 takapu : 21:07

2009年10月03日

札幌・開(ひらく) ここは、カキタベニストの楽園!揚げてよし、焼いてよし、ごはんもよし!

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8月の札幌、ススキノ。

迷路のように入り組む街には、色々なお店が入ったビルが林立しているので、地元の方じゃなければ、なかなかお目当てのお店に一発で到着するのは難しい。

で、そんなエリアにあるのがこのお店。ここもビルに入っているので、道を歩いていると遭遇しずらい。

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でも、店内に入るとそこには数多くのオイスターフリークの姿。使い古された言葉であるが、やっぱりここは隠れ家。

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早速、メニューを拝見すると、目に飛び込むのは豊富な牡蠣料理。これを8月に見た日には、テンションが上がらない理由がない。

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8月に、これほどまでに牡蠣料理が食べることができる理由は、厚岸産の牡蠣を使っているから。

本州でも通年ものの牡蠣が増えてはいるものの、基本的には4月以降の産卵サイクルや海水温やらの理由が絡み、マガキのシーズン解禁となるのは10月1日。いやぁ…通年で地物食べらるとは幸せなことで。

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お通しはエビ。注文した料理が来るまでに、殻をほぐしながら頭の味噌も吸いつくす。

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まずは、カキフライ。やや小ぶりながらも、旨みはしっかり。実は、ぐるなびのクーポンで確保したという事実は秘密ということで。

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そして、焼き牡蠣。このグラマラスボディ、見た目で訴えるこの弾力。口に入れるとふわりという食感からジュワリとエキスが広がる。

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牡蠣ステーキは、薄めの衣をまとって大きさと味をキープ。牡蠣の味がする油が絡んだアスパラガスもジューシーで旨し。

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これは、カキをチーズで挟んだ一品。特長が強い食材同士の組み合わせは、クリーミーなコクと海のミルクたるコクが一体になった味。

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そして、締めは牡蠣雑炊。鍋の大きさも十二分、ボリュームしっかり味もしっかり。

今住んでいる青森には、こういった牡蠣料理のお店は皆無。いくらホタテ王国とはいえ、カキタベニストとしてはちょっと寂しい。やはり、県外に食べ歩きに行くしかないのだろうか…

記事の編集 takapu : 10:11