takapuにまつわるカキ料理の記事

2011年10月06日

銀座・三州屋 かきフライ定食(1,300円)

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カキタベを始めた時と比べて、
特に今年は牡蠣を取り巻く環境が変化しています。

当たり前のように食べていた牡蠣フライ、
そもそも、牡蠣というもの自体が、
森や水といった自然環境や人の手を経て生まれた奇跡の賜物。

やっぱり、大切に丁寧に食べないといけないものです。
(もちろん、牡蠣に限ったことではありませんが)

そんな環境の中で10月を迎え、
自分にとって毎年のカキ初め会場となる三州屋さんに行ってみると、
メニューには「かきフライ」の文字が。

待ち望んでました、そして会いたかったです。
9月末には「今年は分からない」なんて聞いていたもので。

まだ小さいとお店のおばちゃんは言うものの、
一つだけ特にグラマラスなフライが混ざっていて、
もう感動ものでした。

今シーズンは1,100円からちょっと値上がりした1,300円。
でも、こんな時だから「カキタベ」で。

カテゴリー : [ takapu|銀座|カキフライ ]  記事の編集 takapu : 23:59

2009年10月03日

札幌・開(ひらく) ここは、カキタベニストの楽園!揚げてよし、焼いてよし、ごはんもよし!

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8月の札幌、ススキノ。

迷路のように入り組む街には、色々なお店が入ったビルが林立しているので、地元の方じゃなければ、なかなかお目当てのお店に一発で到着するのは難しい。

で、そんなエリアにあるのがこのお店。ここもビルに入っているので、道を歩いていると遭遇しずらい。

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でも、店内に入るとそこには数多くのオイスターフリークの姿。使い古された言葉であるが、やっぱりここは隠れ家。

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早速、メニューを拝見すると、目に飛び込むのは豊富な牡蠣料理。これを8月に見た日には、テンションが上がらない理由がない。

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8月に、これほどまでに牡蠣料理が食べることができる理由は、厚岸産の牡蠣を使っているから。

本州でも通年ものの牡蠣が増えてはいるものの、基本的には4月以降の産卵サイクルや海水温やらの理由が絡み、マガキのシーズン解禁となるのは10月1日。いやぁ…通年で地物食べらるとは幸せなことで。

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お通しはエビ。注文した料理が来るまでに、殻をほぐしながら頭の味噌も吸いつくす。

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まずは、カキフライ。やや小ぶりながらも、旨みはしっかり。実は、ぐるなびのクーポンで確保したという事実は秘密ということで。

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そして、焼き牡蠣。このグラマラスボディ、見た目で訴えるこの弾力。口に入れるとふわりという食感からジュワリとエキスが広がる。

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牡蠣ステーキは、薄めの衣をまとって大きさと味をキープ。牡蠣の味がする油が絡んだアスパラガスもジューシーで旨し。

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これは、カキをチーズで挟んだ一品。特長が強い食材同士の組み合わせは、クリーミーなコクと海のミルクたるコクが一体になった味。

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そして、締めは牡蠣雑炊。鍋の大きさも十二分、ボリュームしっかり味もしっかり。

今住んでいる青森には、こういった牡蠣料理のお店は皆無。いくらホタテ王国とはいえ、カキタベニストとしてはちょっと寂しい。やはり、県外に食べ歩きに行くしかないのだろうか…

カテゴリー : [ takapu|その他|カキフライ|ソテー|ご飯もの|焼牡蠣|その他 ]  記事の編集 takapu : 10:11

2008年03月08日

銀座・南蛮銀圓亭 伊勢的矢産殻付生牡蠣、カキフライ、ソテーライス、ババロア、コーヒー(5,000円)

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 カキフライの殿堂と呼べるお店が都内にはいくつかある。

 銀座界隈で言うと、居酒屋というベールをまとったカキフライ屋さんの「三州屋」だったり、洋食店の雄である「煉瓦亭」、自分は未食ながらも一度足を運んでみたい「みかわや」等々。おそらく、一人ひとりにとって殿堂と呼べるお店は異なるはず。

 そして、この南蛮銀圓亭も、カキフライの殿堂として名高いお店。

 ただ、下調べをしているうちに自分一人で行くには、多少雰囲気が上品すぎるということもあり、こちらのカキタベ!新・副委員長に同伴いただき、今後のカキタベ!の運営ミーティングを兼ねた会食となった。

 窓際の席に案内されメニューに目を通した後にしたことは、財布の有無を思い出し、財布の中身を確認し、そして腹をくくる。

 注文したのは、お昼に食べることができる牡蠣メニュー2品、的矢の生牡蠣プレート(2人でシェア)とカキフライ。そしてライスやパンが別料金だったので、ソテーライスなる一品。こうなると、勢いが付いたもの勝ちだ。

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 テーブル上のスライスされたバゲットを眺めつつ、富士ミネラルウォーターを口に含めつつ、まだ未ぬ生牡蠣とカキフライに思いを馳せる。それは副委員長も同じだが、実は経験済みということもあって、妙な興奮はなく、いい意味で淡々とそれが運ばれてくるのを待つ。

 そして、最近このお店に加わったという給仕さんによって、3個ずつシェアされた生牡蠣が運ばれてきた。

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 10センチクラスの生牡蠣を目の当たりにして、まず印象的だったのが、少し茶色がかった色合い。その色合いをじっくりと観察していると、なんと貝柱の横にある窪み越しに、ぷるっと動きが見えた。つまり、まだ生きているということである。

 産地以外の場所だと考えれば、これ以上なく新鮮な状態にある牡蠣。

 なので、レモンやカクテルソースを落とす前に、まずはそのままスルっと口に含む。すると、圧倒的な瑞々しさが口の中を潤して、歯が牡蠣の身に当たると、全身の弾力がシャクシャクと心地よい食感を生み出す。

 そして、この食感から生まれる磯の味が口から消えていくにつれて、今度は甘さが浮き上がってくる。この流れ、正に理想的。くっきりとした余韻を残して喉の奥に一粒目が消えた後、しっかりと殻についた貝柱をナイフ切り取って口にすると、まるで甘さでできているかのような味が口いっぱいに広がる。

 二粒目に、カクテルソースを落とすと、磯の味がケチャップとピリっと辛い刺激に入れ替わり、今度は自力の強さを感じることに。たいてい、強いソースを合わせると牡蠣の風味は消えてしまうので、自分はストレートかレモンしか使わないのだが、この牡蠣で合わせると味の形は変わるものの、本質がブレることはまったくない。

 三粒目にはレモンを絞る。酸味にリードされて広がるのは、やはり濃厚な磯の味。メリハリが利いた味がたまらない。よくよく考えると、これが6粒で2,600円というのは、オイスターバーを考えるとお得。そして、思えばもっとお得なメニューである、カキフライが目の前に。

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 一言で言うと、カキフライらしくない外観。俵型で均一なフォルムの揚げ物という印象を持って臨むと、そのギャップに驚くことになる。

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 きめ細かい衣に覆われたそれは、フライというよりはコートレットのような姿。

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 一つサクっとほおばると、単純にジューシーというよりは、むしろぎっちりと旨みが詰まったような味。衣の味ではなく牡蠣の味。シンプルにそれを引き出そうというのがこの形になった理由かもしれない。

 そして、秀逸だったのがタルタルソース。

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 牡蠣の味と同じぐらい濃厚で、やさしくて、そしてまろやか。カキフライを全部食べ終わっても、バゲットにこれを乗せて食べてしまう。

 ちなみに、今、このお店は前の場所から移転して、ビルの7階というシチュエーションにあるが、移転前には牡蠣の殻の上にカキフライを一つずつ乗せるというプレゼンテーションだったものが、移転してからは殻がなくなり代わりに数が一つ増えたとのこと。

 で、カキフライのお供になったのがソテーライス。

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 炒め油のコクが一粒一粒に絡み、一口、また一口と止まらなくなる。さしずめ、カキフライを食べるかソテーライスを食べるかといった具合。

 牡蠣と向き合った時間が終わり、流れでデザートを食べようと給仕の方に伺うと、ババロアがあるということなので早速注文。ところが、現れたのは…

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 まるで、プリンのようなババロア。手をつけがたい雰囲気ではあるものの、早速スプーンを入れる。

 ベースそのものは甘さ控えめの上品な味。なのに、少しだけザラっとした食感。その正体はお砂糖。フルフルとした食感にメリハリをつけて、しかも甘さを広げる。ここに、アルコールの芳醇な香りをまとったカラメルソースが絡むと、お子様向けのイメージだった一品が、大人向けの上質なデザートに昇華する。

 確かに、値段は安くない。でも、街の喧騒と無縁の空間で食べる味と記憶は、絶対に忘れがたいものとなる。ここぞのお店というのは、こんなお店に違いない。
 

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カテゴリー : [ takapu|銀座|カキフライ|生牡蠣 ]  記事の編集 takapu : 12:03

2008年03月01日

カキタベニストに、新メンバーが加わりました!

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


 元々、カキタベは4人のカキタベニストを中心に、牡蠣好きのブロガーによる紹介記事と共に、牡蠣料理を紹介していましたが、事情により2人がブログを中断し、事実上、2名でカキタベを運営してきました。

 ただ、数年前から、あるブログに記された牡蠣の記事を見て、私はこの方にカキタベニストになっていただきたいと思っていました。一種の片思いみたいなものです。

 この方は自分のスタイルを貫き通し、颯爽と記事を執筆するタイプで、どちらかと言えば、群れることなく媚びることなく、旨いものとそれが生み出す空気が好きな方です。

 でも、カキタベ!は牡蠣料理をネタに、いたずらに群れて集まるのではなく、各人が思い思いに食べ続けてきた記事を、淡々と掲載してきたからこそ、今日までやってこられたんだと思います。そして、そのスタンスはこれからも変わりません。

 今日から、こちらの方をカキタベニストとしてお招きいたしました。今後のカキタベ!にもご期待ください!


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カテゴリー : [ takapu ]  記事の編集 takapu : 22:58

2008年02月26日

丸の内・つるとんたん 牡蠣クリームのおうどん(1,200円)

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 ビッグカメラにパソコン用の増設RAMを見に来た流れで、足はTOKIAに向き、地下フロアに降りてつるとんたんの行列に加わる。相変わらず、ここときじには行列ができており、この日も7人待ち。

 元々はこの記事を思い出して、海老のクリームおうどんを食べに来たものの、並んでいる時に店頭のメニューを見て、ふと目に入ったのが、「牡蠣のクリームおうどん」。ということで、これを麺1.5玉バージョンにて注文。

 元々、器が大きいことで有名なこのお店。やはり麺の量が1.5倍になったからか、目の前に運ばれてきた器は一回り大きめ。お店の方によって蓋が開けられると、そこには、たっぷりのクリームソースと、太めのうどん、そして器からすると少し小さめの牡蠣が。

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 クリームソースの口当たりは、なめらかで重くなく、かといってあっさりすぎないという丁度いい具合で、たっぷりと入っているタマネギによる甘さが、ソースのコクを増し、シャキシャキとした食感が軽さも与えている。

 これに絡むうどんはモチモチとしたタイプ。あっさりとした液体つゆよりも、この手の粘度があるタイプのソースと相性がいい。

 あとは、ソースの濃さとうどんの強さとのバランスだったのだが、ソース→うどん→ソースの後味といった具合に流れていき、味の薄濃を感じることはなく、刺激役の胡椒もしっかりと引き締めていた。

 ただ、牡蠣については、正直なところソースに強く味が浸透しているわけではなく、具としての存在感も「牡蠣食べた感」を満たすという意味ではイマイチ。クリームタイプではない、牡蠣のうどんを食べないと真価は不明といったところ。

 とはいえ…

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 こんな熱々の状態が最後まで続いた一品。ニットなんざ着て食べるものじゃないなと、汗をぬぐいながら思った。


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カテゴリー : [ takapu|その他|うどん・そば ]  記事の編集 takapu : 23:58

takapuに関する、これ以前の記事はこちら。

2006年12月06日 21:56 北品川・ほ志乃 生牡蠣
2005年11月17日 23:25 築地・うまいもん屋の生牡蠣
2005年01月13日 13:37 とんかつうえはら
2004年12月21日 13:40 はと屋
2004年12月16日 13:42 銀座煉瓦亭本店
2004年12月06日 12:59 とんかつ水野
2004年11月24日 13:17 フリッツ
2004年11月16日 13:02 ル・エスカリエ
2004年11月08日 13:34 貴舟
2004年10月29日 13:23 とん銀
2004年10月18日 13:19 キャンドル
2004年10月04日 13:47 三州屋
2004年03月25日 14:10 豊ちゃん(カキフライ丼)