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2007年11月26日

大森・ダイシン百貨店 カキフライ定食(650円)

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

  さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 大森のランドマーク・ダイシン百貨店。それは思ったよりも背が高く、思ったよりもスーパーマーケット。そんな第一印象を持って建物に入り、細いエスカレーターを上る。

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 まるで、催事場で開催される物産展の入口のごとく、聳え立つ判りやすい案内。そして奥に進むと、正面にはレストランがあるのだが、左側には本当に催事場スペースがあり、お歳暮商戦の真っ只中だった。

 人の流れに沿ってレストランの奥に向かうと、いかにファミリーレストランなショーケースが、威風堂々とお客さんと向き合っていた。

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 思ったよりも種類があるものの、基本的には揚げ物系かうどん・そば系、カレーの類かといった具合。実は、この日はこちらを見て、食べるものを決めていたのだが、まさかと思ったあのアイテムが視界に飛び込んできた。

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 オススメと書かれていたら断る理由はない。ということで、カキフライ定食とナポリタンの普通盛を、ショーケースの横にあるレジにて注文。

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 レシートと一緒に受け取ったのは、この食券。11と書かれた番号が呼び出し番号なのだが、10の後にいきなり15に行ったり、13に行ったりと、注文するものによって、受け取り順がまちまちとなっている模様。

 そして、ようやく11という数字が、小林克也が握るマイクみたいな器具でアナウンスされた。

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 カキフライ定食は、白菜の味噌汁、漬物、ごはんという定番のラインナップ。

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 約6センチクラスの、多少小ぶりなカキフライ。味としては、いかにもファミレスですなといった具合なのだが、頑張って出す意義は大きい。


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 そして、カキフライ以外の料理は、こちらからご覧ください。

記事の編集 takapu : 23:29

2007年11月22日

雪が谷大塚・食堂廣田 たぶん、日本一食べている時間が楽しいカキフライは、このカキフライです!

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


 カキタベニストとして、毎年の真牡蠣シーズン中に、一度は果たさなければならないミッションというのがある。それが、このお店のカキフライを食べること。

 今回で3回目となるのだが、毎年この時期になると、「カキフライやります!」というメールが来るのが楽しみで仕方がない。

 そして、今年も吉報が届いた。

 今年は名誉カキタベニストの霞町恵一郎氏、そしてカキタベニスト以上に牡蠣を愛するこの方と、急なお誘いにもかかわらず、わざわざ駆けつけてくださったこの方との4人で、カキフライと対面することに。

 このお店のカキフライは、それを中心としたコースになっている。それまでに、「サーモンマリネに包まれたサーモンムース」や、「大山鶏胸肉 炙りホワイトソース」といった、旨い一皿一皿を食べる。そして、薄暗い店内でスローシャッターながら写真を撮影する(実は、この後の写真はブレ気味です…すいません)。

 そして…いよいよ、お楽しみのカキフライの登場。

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 初めて実物を見た、ゲストのお二方の顔には、「おぉ!」という表情。直径10センチのボール型カキフライを、取り皿に移すべく箸で持ち上げると、伝わりしものはずっしりとした重量感。厚い衣を箸で開くと、そこにはぎっしりぎっちりと牡蠣が詰まっている。

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 行き場なく、これでもかと詰まった牡蠣は、熱で一体となり所々で牡蠣同士がくっついてクリーム状になっている。

 そして、これだけの牡蠣の塊を包み込む衣なので、薄く軽快なというものではなく、しっかりと逞しく食べ応えのある衣になっている。

 しかも、この裏の主役は、表の主役の香りや旨みを存分に吸っているので、特有の磯の香りがプンプンと気持ちいいぐらいに、口中に広がってくれる。

 衣の次には、贅沢にぎっしりと詰まった牡蠣の味が、あれやこれやと縦横無尽に飛び交って、圧倒的な印象とほのかなホロ苦さを残して、胃袋の中へと収まっていく。

 あぁ、たまらない。とにかく、たまらない。中毒性のあるこの味がたまらない。

 実は、一人一個だったのだが、無理言って追加で一つだけ作ってもらうと、4人の箸が素早く伸びて、あっという間にお皿はカラッポに。正直、あと3個はイケた。でも、余韻の深さもたまらない。
 
 この後の料理「昔風 ビーフシチュー」や、「廣田賄いカレー、蕪と青葱の味噌汁」、そして食後のコーヒーも申し分なく、カキフライの記憶を色々な形で焼き付けてくれる。


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記事の編集 takapu : 23:59

2007年11月21日

築地・かとう 牡蠣豆腐の定食(1,300円)

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 こちらの御大から、「かとうの牡蠣豆腐が旨そうだったぞ!」という、話を聞いて数日。ようやく、築地に出向き牡蠣豆腐を対面する日となった。

 幸い、店頭に行列はなく、店内にも若干の空席を発見。そして、席に座ると同時に牡蠣豆腐の定食を注文。

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 上着を脱いで、食べる身支度をしている中で視界に入ってきたのは、自分が一番好きな言葉であるカキフライの文字。そして、そこに書かれていた広田湾という文字。

 自分もよく三陸産の…ということで、食べたカキの産地について綴っているものの、実際に三陸となると青森県の南東部から宮城県の牡鹿半島までの広範なエリアが入るため、実はあいまいになってしまう。

 ところが、このお店では岩手県の広田湾と、しっかりとトレーサビリティオブ三陸といった具合に産地を紹介している。そして、ここまで明確に産地を書いているお店というのは、お昼ご飯の世界では少数派なのである。

 ということで、期待値がかなり高まったところで、牡蠣豆腐の定食が運ばれてきた。

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 約8センチのゴロンとしたルックスの牡蠣は、一目で溢れんばかりの弾力が伝わってくる。

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 さっそく、持ち上げてみると…

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 ずっしりとした重さと、ぎゅっと締まった身のハリを端越しに感じる。ぶるんぶるんと、震えるごとに口に入れる瞬間が待ち遠しくなる。

 ポン酢に浸して、口いっぱいに頬張ると、これが面白いほど旨い。噛めば噛むほどに弾力に溢れる身から、エキスがじわっとあふれ出し、さらに噛めば噛むほどに舌には旨みが蓄積されるので、えらく濃厚な味が余韻になる。

 最初の一粒目から、牡蠣をおかずにご飯を食べようと思ったのだが、牡蠣の味があまりにも良過ぎたので、ご飯の味と一緒にしたくないと思い、茶碗に手が伸びなかった。
 
 そして、その断面は…

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 ワタの面積が小さく、ワタを包み込む細胞の厚みに嬉しくなる。つまり、苦味が味になっているのではなく、コクに対するアクセントとして味を構成するパーツになっているということ。

 「ここの牡蠣が旨いのよ」

 と、おかみさんが仰っていたが、確かにその通り。全部たいらげた後のおつゆにも、牡蠣の旨みがしっかりとあふれ出しており、これもグビグビと飲む。

 すると、身体は温まり、ニットを脱げばよかったと後悔。そんな、何もかもが温まる一品になっている。


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記事の編集 takapu : 23:52 | コメント (0)

2007年11月16日

築地・ふじむら カキフライ定食(1,000円)

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 こちらの御大から、「築地のふじむら店頭に、カキフライの文字を発見!」とのことだったので、早速訪問することに。御大が訪問した際には、売り切れだったものの、この日は無事に注文成功。

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 ちょっと小ぶりの、7センチクラスのカキフライが5個。衣は薄目でパン粉は細かく、サクっと軽快な歯ざわりの先には、ジューシーで丁寧な味わいが広がる。

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 ここに、クリーミィでほんのり塩味なタルタルソースを絡めると、ご飯の勢いが増す。このタルタル、たっぷりの生野菜に絡めてもよし。

 小鉢、そしてダシの効いたお味噌汁に白飯。カキフライ定食としては三州屋のように、カキフライの圧倒的な迫力で持ち込むのではなく、ここはスモールベースボール的に、細かい技の積み重ねで味を作り出している。
 
 店によって味の作り方がかなり違う。そんなカキフライというもの、やはり奥深し。


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2007年11月14日

銀座・三州屋 カキフライ定食(1,100円)

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 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 2007/2008の牡蠣シーズンは早くも一ヶ月以上を経過。

 今シーズンは、「毎月必ず三州屋に行って、カキフライの味の変遷を確かめよう」という宿題を課していたので、11月の三州屋に行き、カキフライ定食を注文。

 目の前に運ばれてきたフライと先月の記憶を比べると、やはり大きさが違う。8.5センチクラスのカキフライ5個は、どれもひと月前のやや不安げなルックスとは別物。

 ジューシーに溢れるエキスの量、貝柱のしっかりとした弾力、外套膜の味わい、そして、ワタの苦味よりもたまらないの旨みが勝っているのが一番。

 ゴロゴロと転がるカキフライに、白飯、なめこと豆腐の味噌汁、漬物。来月もお世話になります。


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2007年11月12日

江古田・大津屋 カキフライ(一粒80円)

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 とある事情にて、江古田の街を歩いていたところ、江古田市場通り商店街の一角に大津屋という惣菜屋さんを発見。

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 煮物があり、焼物があり、漬物もあり、そうなると揚物が欲しいなぁ…と思っていたところで視界に入ってきたのは…

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 ということで、5個購入。大きさ約7センチのカキフライは、衣サックリ中ジューシーという、お惣菜屋さんバンザイ!な一品。店頭で食べる際、割り箸をサービスしてくれたり、「ソースいる?」という声がかかるものありがたし。

 これからの時期、食べ歩きアイテムとしては最適です。


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2007年11月08日

内幸町・いなにわ 牡蠣饂飩(1,200円)

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 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 住所は西新橋、最寄り駅は内幸町、なのにビルの名前は日比谷セントラルビル。そんなビルの地下1Fにあるのが、この稲庭うどんのお店。店名はストレートに「いなにわ」。

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 店内に入り、お茶とお絞りが運ばれてきたのと同時に、注文したのは牡蠣饂飩。数分後に向かいの席に座った方が注文したのはカレー饂飩。それも気になると思ったところに、運ばれてきたのはえらく大きな器に入った稲庭うどん。

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 しかしまぁ…でかいカキですなぁ…そんな、9センチクラス、しかも平べったいのではなく、プリプリとしたカキが大盤振る舞いの5個。ある意味、うどんの蓋になっている。

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 カキエキスが染み出たダシは、見た目の色合いのとおりベースが薄味なので飲みやすく、具の大ぶりなカキに余分な味をつけることがない。これぞグラマラスといった具合のカキは、ワタの苦味も外套膜の階差がある磯の味も申し分なし。

 そして、チュルチュル、ムチムチとし、咀嚼したときの思った以上の弾力の持ち主は、紅葉おろしが馴染んだダシとしっかりと絡まり、アクセントの効いた味となり、箸を止めるタイミングが見つからない。
 
 大ぶりのカキ、止まらないうどん。この組み合わせを食べ進めると、カキが数個残るという贅沢な問題が発生するのだが、うどんの後には…

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 セットでついてくるダシをごはんに注ぎカキを載せてカキ丼の出来上がり。いやぁ…これが旨い。うどんでお腹一杯に、そのあとは御飯で更にお腹一杯に。

 このお店、実は去年から佐藤養助の直営店になっているのだが、味はそうなる前の味を守っているとのこと。「華があるべきは味だけで十分。」そんな強い意志を持ったお店である。


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2007年11月06日

有楽町・レバンテ カキのピラフ(1,680円)

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 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 以前、このお店に行こうと思った日、某店の看板に書かれていたカキフライの5文字に引き寄せられ、浮気をしてしまった結果、本当に残念な思いをしたのが10月のこと。そして、11月に入ったこともあって、ようやくの訪問。

 このお店には、カキを使ったランチメニューが3種類ある。カキフライ2種類と今日注文したカキのピラフである。まず、ドリンクバーにてアップルジュースをグラスに注ぐ。

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 席に戻ると、同じタイミングでスープが運ばれてきた。細切りのタマネギやニンジンが入ったスープ、似た色ながらまったく出来上がりまでのプロセスが違う液体たち。

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 フォークでスープを混ぜながら、ちびりちびりと口にしていると、カキピラフと褐色の液体が入ったソースが運ばれてきた。

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 大きさは4センチぐらいのカキ、でも粉の膜によってぎっちりと旨みが封じ込められている。

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 しっかりと味が絡まったバターライスの一粒一粒に、粉の膜で封じ込められたカキのワタによる、真っ直ぐなほろ苦さが加わる。

 3分の1ほどを食べ終えたところで、ソースポットからシャトーソース(ドミグラスベースのソース)を注ぐ。

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 少し濃い目の旨みが重なって単調感は消え、数秒前のカキピラフとは別のメニューになった。

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 うれしいサービス、うれしい変化、そして旨いカキ料理を口にするうれしさ。やっぱり、この瞬間がたまらない。


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記事の編集 takapu : 22:43

2007年11月01日

神保町・七條 三陸産カキフライのタルタルソース添え(1,200円)

 オイスターフリークの皆様、カキタベ!でございます!!!

 さて、現在のカキタベ!順位はいかほどに?


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 豪華な中国ツアーに同行いただいたこの方と、神保町カキ料理シリーズを展開することになり、最初に足を運んだのは、やはりこのお店。

 「昼はとにかく並ぶ」ということだったので、先に並んでいただいたものの、自分が到着したときには既に15人待ちの状況。窓ガラス越しに見える店内にいる人の数を考えると、さすがといった具合。

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 ようやく、店内に入り席に座る。あとは、並んでいるときに店員さんに注文したカキフライ定食を待つばかり。

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 運ばれてきたお皿には、約8センチの大粒な三陸産のカキフライが4個。俵型のようにコロコロしたルックスは愛くるしさをアピールし、食欲を喚起する。

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 もちろん、この大きさなので、おもむろにガブリとやってみる。すると、衣の味から大ぶりのカキへと流れるように味が広がる。磯の香りが薄く、フライの具としてカキをどう魅せるかということで考えられた作り。

 また、ワタの苦味もいきなり来るのではなく、ワタを包む部分の味がやわらかく広がった後で、ぐわっと来る。これが、上品に流れてきた味をぐっと引き締める苦味になっている。ただ、タルタルソースとの相性は抜群。やわらかい味のカキフライに適度な調味を加えていた。

 これでタルタルソースの量が2倍だったら言うことなかったのだが、1,200円でこのゴロゴロカキフライが食べられるのだから、それは贅沢というものか…


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記事の編集 takapu : 23:58