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2007年02月17日
田原町・龍圓 カキの燻製とカキの卵焼き
オイスターフリークの皆様、お待たせしました。カキタベ!でございます!
2007年のカキタベ!新年会ということで、向かったのがこのお店。田原町の駅から徒歩8分ぐらいにある、一見普通の中華料理店なのだが、出された料理はいい意味でマニアックだった。
今回、事前に予約していたカキメニューは2品。それ以外はカキメニューではなく、色々な中華料理を食べるということでお願いしていたのだが、いきなりカキ料理2品が運ばれてきた。
・カキの燻製
最初に運ばれてきたのは、カキの色合いと緑色のコントラストが鮮やかな、このカキの燻製。紹興酒に漬け込んだカキを、じっくりと燻製しており、この香りが旨みを十二分に膨らませている。
内臓部分の強いコクは、野菜と一緒に食べることでコントラストが生み出されるのだが、上にまぶされたドレッシングが旨いことも、皿がカキだけの味に終わらず、全体の中にカキが活きる組み立てを生み出している。
・カキの卵焼き
この卵焼きは作り方がすごい。
さっとボイルしたカキを蒸し器で蒸すことで、旨みたっぷりのエキスを溢れさせて、フライパンに流し入れた卵に、エキスごと流し込む。こうすることで、卵にカキの旨みが十二分に行き渡ることになる。で、これにオイスターソースをかけて食べる。
カキの弾力と熱によって引き出された旨み、そしてカキの旨みが行き渡ったフワフワの卵は、最高の食感と味。オイスターソースをかけることによってコクが加わり、更に上質で立体的な味となる。
ちなみに、このお店のカキは全て三陸産を使っているのだが、大きさはそれほどではないものの、どちらの料理も、カキの魅力を限界まで引き出した作りとなっている。また、卵が自分の地元、相模原の地卵を使っていることで、更に驚きと嬉しさが増したのも事実である。
そして、3品目に運ばれてきた、予想だにしなかった迫力の料理は…こちらからどうぞ。
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今日もカキタベ!を御覧いただきまして、ありがとうございました。通算250食目を迎えたカキタベニストです。
植物プランクトンをたっぷりと摂取するこの時期、真牡蠣は更に旨くなります!まずは皆様のクリックで、牡蠣に支援をください!!!
記事の編集 takapu : 23:59 | コメント (0)
今が旬 牡蠣はうまい
オイスターフリークの皆様、お待たせしました。カキタベ!でございます!
今回の“kakipedia制作委員会”は、「書道家蓮花の きょうの筆文字」の、lencaさまから提供いただいた記事です。ありがとうございます。
この時期になるとむしょうに食べたくなるもの・・・それは牡蠣!!
そんな事を思いながら、ふらりと入った閉店間際のデパ地下に、ぬぁんと殻付き牡蠣(活)を発見!!
7つ入って698円・・・
ふと、私の後ろで、
片付けをする魚屋のおじちゃんが視界に入ったので、「この牡蠣買いたいんですけど〜・・・」と
試しに言ってみると、 五でええかー? と言っておもむろにマジックで、
値段を 500円 と訂正してくれて、ラッキー☆ お買い上げ♪
さっそく家に帰って生のカキを食べようとしたのだけど、ここで新たな問題が。
あ、開かない。。。
昔、木村拓哉様の 「2種類の人がいる。開いてる人と閉じてる人」 なんて言っているCMが
あったけど、この牡蠣は間違いなく後者だわ!
殻にナイフを入れようとも、まるで食われるのを拒否しているかのようにかたく閉ざされて
いて、父親が力まかせに無理やりこじ開けて、やっとこ食すことが出来ました。
うま〜い! 芳醇な磯のかおり、コクのあるプリッと引き締まった身。さいこう☆
生ガキを堪能したあとは、焼きガキも楽しみました。なんという贅沢!
実は私、散歩中、 海辺に落ちてた牡蠣 を見つけて、拾い食いしたことがあります。
もちろん、お腹は全く異常ありませんでした(笑) この話をするとよく人に怒られます(笑)
よい子の皆さんはぜったいにマネをしないでください・・・
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今日もカキタベ!を御覧いただきまして、ありがとうございました。通算249食目を迎えたカキタベニストです。
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記事の編集 takapu : 23:48 | コメント (0)
2007年02月16日
「牡蛎湯 麺カフェ」の牡蛎湯カレーうどん
オイスターフリークの皆様、お待たせしました。カキタベ!でございます!
今回の“kakipedia制作委員会”は、「ゴージャスカレー姉妹」の、華麗叫子さまから提供いただいた記事です。ありがとうございます。
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渋谷区渋谷2丁目 JPLビルB1F
「青山 牡蛎湯 麺カフェ」(ぼれいとう) の
牡蛎湯のカレーうどん 1,000円
叫子的辛さ:★☆☆☆☆
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ぼんじゅーる!
街を歩けば皆が感動に涙する。
その美しさ、尋常じゃない。
先日、フードジャーナリスト会議 で様々な方々と話に BIGフラワー を咲かせておりましたところ、
takapu様 が稲妻よりも早く近づいていらして
「牡蠣 食べに行きますのです!」 と誘って下さったんですの
築地王様、 柳生九兵衛様、takapu様、
ヒロキエ様、55aiai様、蓮花様、フードアナリストの 姫様 で向かいましたのは
牡蛎 とは 牡蠣の貝殻 を指すのですって。
牡蠣の殻を焼いてから砕き、お野菜や鶏ガラと煮込んだ のが 牡蛎湯。
初めてお会いしました 築地王様 を前に、ワタクシったら 億千万の胸騒ぎ♪
牡蛎天 をオーダーされたのをワタクシは聞き逃さなかったですわ!
牡蛎湯のスープを使い、
具として 沖縄のヨモギの天ぷら と 牡蠣のソテー が ON しちゃった ラーメン!
尋常じゃなく美味しそう過ぎますわ!
ほら、ワタクシのお隣に座られた 九兵衛様 だって
「築地王さんと同じものにしますよ、」 なんて軽快に真似っこされたりして、
やっぱりね、築地王様 のご注文されるものは ひと味違うっていうか、別次元っていうか、うん。
ワ、ワタクシもですわね、 すべからく同じもの をご注文して
築地王様の その軌跡を辿りたい! 辿り倒したい!
「ワタクシも 牡蛎天を…」
愛のささやきを放ったその瞬間、 エマージェンシー発生!
はぅッ(/゚0゚)/!
「何 牡蛎天 注文してるんだよ!」
「ゴージャスカレー姉妹は カレーだろうがぁ!」
あぅッ\(゚0゚\)!
築地王様 および 九兵衛様 から 容赦ない ツッコミ の嵐が!
ワタクシの ほのかな想い は淡くも崩れ去り
ダイアモンドダストのようにきらきらと流れてゆきましたわ…
お姉様、世知辛い世の中でございます…
ワタクシの ピュアハートのように すっきりクリアーなスープ
これがカレーうどん?と サプライズしておりましたら
白髪ねぎのアンダーに、カレーペーストが 隠れんぼなさっておりましてよ♪
きしめんのような、幅広のおうどん♪
吸い上げると ぶるるん!と 大胆に ダンシングなさいますの
それでは いただきますわ〜〜
エクストラ・ブリリアント に ウルトラ・ファンタスティック!
これはなんて豊満なお味なのかしら?
殻を使っているから身の生臭さはナッシング!
牡蠣の、 香ばしくミネラルたっぷりなお味 だけが ふわ〜〜っと 抜けていきますの!
スープに触れた舌と喉と食道と胃袋の細胞壁が ウェルカム のサンバを踊りだすわ♪
カレーペーストがスープに溶け始めると、和風の殻ダシに きりっとした辛味 が加わるわ♪
ずるずるっとおうどんを吸って、
とろっと重みが加わった熱々のおダシをごっくん!と飲んで。
カレースパイスがじーん と効き始めたら
白髪ねぎをつかんでお口に入れるだけで ツー・ザ・レスキュー!
シャキシャキッ! とした冷たい食感が楽しめちゃうんですの!
旨みエキスたっぷり、美容効果抜群のスープは ごくごく飲んでしまう美味しさ!
ここでハタと気づきましてよ!
おうどんと ツギャザー頂いている時は はっきりと カレー味だったスープ が、
ごっくん、ごっくんと丁寧に飲み続けますと
帰り際 店長様にお伺いしましたらやはり、カレーペーストには トマト を使ってあるとの事!
最初から最後まで香りを変化させつつ、
アンビリバボーな美味しさを惜しげなく スプラッシュ して下さったカレーうどん。
HIROMI GO の 「2億4000万の瞳」をBGMに、ワタクシは今日も前だけを向いて生きる…
愛しの牡蛎天を食べられる日は、来るのでございましょうか…?
このお店は3月いっぱいで閉店だそうでございます! 急ぎませんと!
それでは皆さまごきげんよう〜! キス、キス、バ〜イ
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えー…今日もカキタベ!を御覧いただきまして、ありがとうございました。通算248食目を迎えたカキタベニストです。
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記事の編集 takapu : 23:23 | コメント (0)
2007年02月01日
カキの養殖現場を見たことがありますか?〜兵庫県・赤穂市坂越 鎌倉水産にて その1〜
オイスターフリークの皆様、お待たせしました。カキタベ!でございます!
神戸市内から車で走ること約2時間。有料道を降りて、瀬戸内海沿いの道を走る車の中からは、このような牡蠣に関する看板を見る機会が多くなる。
日本の牡蠣の生産地として真っ先に思い浮かぶであろう地名は、広島、あるいは宮城や岩手の三陸や北海道という方が多いはず。しかし、忘れてはならないのは広島と同じく、瀬戸内海で養殖を行っている兵庫である。
自分が初めて兵庫で育った牡蠣を食べて、印象に残ったのは、銀座の楸で食べた相生産の生牡蠣である。その姿形は一緒のプレートに乗った他の産地の牡蠣と比べて、一回り小さいものであったのだが、味のスケールと印象は一回り大きなものだった。
その時、お店の方が相生とその産地を教えてくれたものの、そもそも兵庫県で、播磨灘で養殖される牡蠣というものに、いまいちピンとこなかった自分が、その数ヶ月後にその場所を訪れるなんて思いもしなかった。
播磨灘がある瀬戸内海沿岸には、広島県を初めとしていくつもの養殖地がある。岡山の備前市や日生市、そして相生市や、これから向かう赤穂(あこう)市の坂越(さこし)。これらをつなぐJR赤穂線はさしずめオイスタートレインといったところか。
そんな話を車中で交わすうちに、石畳が敷かれた少し細めの道に入り、更に車を走らせると右側の視界に少しずつ瀬戸内海が。そして、今回の訪問先である鎌倉水産の看板が見えてきた。
車を降りた自分達を迎えてくれたのは、鎌倉水産のご主人である鎌倉鉄志さん。
※以上2枚の写真は、tsukijigoさまの提供です。
海の男ならではの懐が大きく温かい人柄が伝わってくる。さて、挨拶をしてから、一度手洗いに向かって戻り際に見つけたのがこちら。
カキの養殖に使う金属の紐である。紐とはいえ細めの金属を数本束ねて綱状にしたものなので、簡単に弱くなるものではない。海水を吸収し、地上に長期間置かれているので、表面に残った塩から広がる磯の香りが鼻を刺激する。
再び、建物兼漁港に戻ると、鎌倉さんの奥様と高校生の息子さんが、牡蠣剥きの作業を行っている現場に立ち会うことができた。
素人には絶対に真似できないその速さで、殻にナイフを入れてフタとなる平らな面を開き、身に傷をつけないようにすっと器用にはがし、剥き身用の入れ物に次から次へと入れていく。
もちろん、その速さに驚きなのだが、実はフタの面を開く際に、既に貝柱の場所を把握しているので、身に傷をつけることなく、フタとなっていた殻から貝柱をはがすことができるのだ。
その身は、弾力に満ちており、指で押せばハリに驚かされるという具合。
ちなみに、剥き身にした際に身の形があまりよくない場合には、加工品用ということで、別の容器に入れられるのだが、違うのは見た目だけなので、当然ながらその味に差はないとのこと。
次に目にしたのは、表面にたくさんの泡が付着した、大量の水が入った大きな容器である。
これは、牡蠣の体内に残っている大量の泥を吐かせるために、一晩つけておく海水プールである。海水をポンプでくみ上げて、循環させ続けることで、牡蠣が泥を吐き出してきれいな海水を吸い込む仕組みになっている。プールの表面には、牡蠣が吐き出した泥が浮かんでいたので、指でつまんでみると、
見た目よりも粘りっ気はなく、指でこすっているうちに、カサカサと粉上になってしまった。ちなみに、牡蠣一体が一日で体内に吸い込む水の量は、約400リットル近くになる。養殖筏に吊るされた大量の牡蠣は、海のろ過装置としても、重要な役割を果たしていることになる。
太陽が少し傾いて影の長さが変わる頃、いよいよ牡蠣の養殖筏に向かう時間帯となった。
さて、この赤穂市を初めとした、JR赤穂線沿線の牡蠣産地では、この時期恒例の「かきまつり」が開催されています。2月4日(今度の日曜日です)には、まさにこの坂越にて「坂越かきまつり」が開催され、即売や焼き牡蠣の無料販売、様々な牡蠣料理体験を堪能することができます。
また、同じ日には岡山県備前市(同じ瀬戸内海沿いの産地です)でも、同じような祭りが開催されます。詳しくは、赤穂観光協会のホームページを御覧いただき、ぜひとも足を運んでいただけると幸いです。
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今日もカキタベ!を御覧いただきまして、ありがとうございました。通算247食目を迎えたカキタベニストですが…まずは皆様のクリックで、牡蠣に支援をください!!!