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2006年04月29日
相模原・とんかつ赤城 特選ロースかつ定食（1,450円）
前日のお昼の和牛煮込みに、期待したほどの肉々しさがなかったので、29日ということもあって前から話に聞いていたこのお店へ。
一見するとラーメン屋さんのようなたたずまいなのだが、店のガラス戸が開くたびに肉々しさ溢れる香り。このお店は席数が10席程度、夫婦で切り盛りしているので、そんな香りを感じつつ約20分待つ。
そして、ようやく店内に入り、肉々しさを満たしてくれそうなメニューの中から注文したのは、特選ロースかつ定食。
ところで、このお店は大盛りで有名なとんかつ屋さん。待っている間に山盛りのキャベツが乗ったお皿がカウンターに乗せられた。そして、注文から15分ほどでカツが揚がり、サクッサクッと包丁で切られたカツが皿に乗せられて、目の前に出された。
キャベツの量が大盛りという店はありがちだが、ここはカツそのものがブ厚く豪快。その厚さはなんと約４センチ。しかも、その厚さは衣ではなく、ほぼ肉の厚さ。
さっそく、何もつけずに一番端を食べると、ジューシーな脂身のコクが、ぐしゅぐしゅと噛めば噛むほどに口の中に広がる。一体感に溢れる荒めのパン粉によるクリスピーな衣も、肉に負けてなく包丁で切っているときに聞こえた音が身体に広がる。
次に、赤身部分を食べると、こちらも噛むごとに肉の旨みが広がる。しっかりと熟成した肉を使っているということなので、厚さの割りには固さはなく、厚さ相応の食べやすさがある。
この厚さだけに揚げ方が気になったのだが、ここは二度揚げではなく一度揚げ。当初は別の作り方でトンカツを作っていたとのことだが、肉の旨みをしっかりと衣で包みこむ揚げ方として選択したのが、今の方法。ここまで厚いと衣がかなり黒っぽくなってしまいそうだが、そうならないのが長年の経験が作る技か。
そして、付け合せのマカロニサラダも、「酢加減を調整できるから」ということで、マヨネーズから手作り。このサラダがまろやかなこともあり、存在として肉を引き立てつつも個性を発揮している。
こんな具合に肉をがっつり食べて、マカロニサラダの味とキャベツで舌を休めて、時にソースをかけて食べていると（ソースも、ケチャップを加えたりすることで、角の取れた味にすべく調整しているとのこと）、この皿にある全部を、ペロリと平らげてしまえそうなのだが、さすがにご飯もがっつり食べているので、満腹感が。でも、このお店のうれしい点は、持ち帰り用の容器をあらかじめ用意していること。
正直、綺麗な店でなければ繊細な味でもない。ただ、自分が持っている「とんかつのイメージ」を共有できるお店。欲しかった肉々しさも十二分に満たされた。
開店してから25年、このスタンスでやり続けたご夫婦に敬意。次は、やけに食欲をそそる香りだった、生姜焼き定食が食べたくなった。
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カテゴリー : [ 揚げ物|ひるベスト|神奈川県内 ] 記事の編集 takapu : 2006年04月29日 20:45
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コメント
【かつしさま】
初めまして。お越しいただきましてありがとうございます。
とんかつが好きということで、私の記事でいいのかどうか、緊張してしまいます…
そして、実は口内炎ができやすく、かつの連食はなかなかできないところが、申し訳ないところです。
今後とも、できるだけご期待に沿えるよう、色々と食べていきたいと思いますので、
ご贔屓のほどをよろしくお願いいたします。
投稿者 takapu : 2006年08月23日 22:54
はじめまして。
この日記はかなりやばいです。
とんかつ好きの当方としましては、かなりやばいです。
でも、なかなかいい感じで、店舗紹介もされて、役立ちそうです。これからも、美味しいモノを紹介してください。
かしこ
投稿者 かつし : 2006年08月23日 21:59