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2006年05月05日
三崎・ナンブ屋 プリンブレッドとラスク（２つで650円？）
前日に三崎へ行った際に、バス通りで見つけたパン屋さん。店頭のガラスケースがそのままショーケースとなっていることにも驚きなのだが、パンを買おうと入口のサッシを開くと、なんと目の前が工房となっている。
ただ、工房とは言うものの大きな釜があったり、職人さんがあちらこちらと動き回っているわけではなく、料理教室でパン作りをしているうちに、それに魅力を感じたご婦人が、一人で家庭用のオーブンを駆使してパンを作っているというお店。
なので、売っているパンは洗練されたフォルムであったり、こだわりぬいた素材を使ったパンというものではない。ただ、作り手の温度を感じることができるパン屋が好きな自分にとっては、入口のサッシを開けたときに感じた、何とも言えない雰囲気を確かめるべく、プリンブレッド（正確な名前は失念）とラスクと購入。
プリンブレッドは、袋から出したときに広がる香りが濃厚。まず、焼かずに食べてみたところ、生地そのものもふんわりしていながら、コシもある。クリームはもっと前面に押し出してもいいぐらいに、控えめな味となっているものの、一体感という意味では程よいバランスとなっている。
ところが、これをオーブンで軽く焼くと、クリームの口当たりがやわらかくなり、生地のサクサクした食感とのメリハリができる。それでも、クリームの味は控えめに感じる程度なので、一体感を選ぶかメリハリを選ぶかという具合。
一方のラスクは、砂糖のガリガリした食感と本体のサクサクした食感が旨く調和されており、しかも脂っこさもない。全体にやわらかい味なので、一口目は甘さをそれほど感じないものの、二口目からがしっかりした旨さが広がる。
お店のご婦人に聞いた話では、「さっきまで玄米パンが２本あったんだけど、お客さんが１本買ってその場で食べたら、もう１本買っちゃったの」とのこと。三崎にマグロを買いに行って期待外れだった際には、パンを買うというのも面白いかもしれない。
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カテゴリー : [ パン|ひるグッド|神奈川県内 ] 記事の編集 takapu : 2006年05月05日 14:51
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