ひるどき日本ランチ日記: 銀座・中華百番　ハンチャンラーメン（800円）

2006年02月07日

　文祥堂の道を挟んだ向かい側に延びる路地の奥にある、ラーメンとチャーハンのお店。店内はカウンター４席、４人掛けテーブルが２つというもの。席数の小ささもあるが、５分ぐらい待って入店。

　店内に入ると、大勢のお客さんが座ったであろう丸椅子のスポンジがペコペコになっており、店の外観を含めて、この店の歴史を感じさせる。

　昼間しか営業していないこのお店の、お昼の選択肢はラーメン、チャーハン、チャーシューメン、そしてハンチャンラーメン。ということで、値段的にも一番お得なハンチャンラーメンを注文。

　まず、一つのテーブルに一つ、なぜかもやしと漬物が運ばれてきた。もやしを挟んで、自分の小皿に乗せて食べると、ほんのりと油が馴染んでおり、少しだけ辛さを感じる。

　そして、ラーメンが運ばれてきた。

　ラーメンは相当に黒褐色。恐る恐るスープを一口飲んでみると、これが見た目と違って相当にさっぱりした味。そして、一本筋が通った後味を感じる。醤油ベースで醤油を使いつくしたという具合のもの。

　麺も腰があり、さっぱりしたスープに対して麺がいい具合に馴染む。脂分が多いスープの場合は、麺をスープの膜が包むという感じなのだが、ここの場合はしっかりと麺がスープを吸っているという状態。

　具のメンマも色はスープと同じぐらいのものなのだが、味は調味済みの味。チャーシューは特に脂身部分がボリューム感と、このラーメンにない脂感をいい具合に加えている。そして、最初に出てきたもやしはラーメンに乗せて食べるというもの。食べてみると、重厚感のあるスープに対して、もやしが軽快な味を加えている。

　そして、チャーハンが運ばれてきた。

　チャーハンは焼き豚、ネギ、そして卵。味はこれも見た目と違ってあっさり目。
食感はやわらかめで、パラパラ派にとってはベクトルが異なるのだが、個人的にはこのラーメンのお供としてはこちらのほうが、「ラーメンとチャーハン」という組み合わせとして、しっかりと成立すると思う。

　両方ともものすごく懐かしさを感じる味で、昭和の味。最近のラーメンがより複雑になっているので、
子供にとってのラーメンの味のベースは、ダブルスープなのかもしれないが、こんな素朴なラーメンが
味のベースになってもいいと思う。

---------------
　
　この日記はblogランキングに登録しております。気が向きましたらをクリックして、投票してください。

カテゴリー : [ ラーメン・ラーメンっぽい麺料理|銀座|ひるグッド ] 　記事の編集 takapu : 2006年02月07日 23:51

このエントリーのトラックバックURL:
http://takapu0214.main.jp/mov/mt-tb.cgi/829

このリストは、次のエントリーを参照しています: 銀座・中華百番　ハンチャンラーメン（800円）:

» ハンチャンラーメン@銀座百番(銀座) from 今日のいっぴん 2005
☆(まぁまぁ) ハンチャンラーメン　800円今日のランチは、麺な気分。ということでココ。猛ダッシュで、12:10前に到着。運良く一席のみ空いていた。念願のコレをオーダー。ラーメダ [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年02月12日 22:51

　【abuyasuさま】

　記事行方不明事件といい、オーラ気がつかなかった事件といい、申し訳ありませんでした…

　神保町のさぶちゃんには、一度行ったことがあります。まだ、ここまで食事に対して考えることが多かった時期ではないので、今になってもう一度行ってみたいところです。

　ということは…ニアミスオフはさぶちゃん？いや、ちゃんと開催ということで（笑）。また、連絡させていただきます。

投稿者 takapu : 2006年02月14日 06:52

TBありがとうございました。
ようやく記事が拝見できました。
当日は、背中合わせに食していたようで気付かなくてすいませんでした（笑

個人的にはコレ系のチャーハンだと、神保町のさぶちゃんの方が好みです。
でも、なかなか雰囲気があるお店で、ワタクシ的にはかなり気に入っています。

またどこかでニアミスオフしませう(^^)

投稿者 abuyasu : 2006年02月12日 22:56